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車で約3時間の道のりを経て、夏の中屋農園へ。
土作りからこだわり、甘くて柔らかい、みずみずしさたっぷりのおいし〜いアスパラをつくる中屋さん。その噂は道外まで知れ渡り、有名レストランシェフからも使わせて欲しいと依頼がくる程。
春先、雪解けを迎えた頃に一度訪れましたが、夏の風景を取材させて頂く為に再びおじゃましてきました。春先の景色とはうって変わり、栄養たっぷりの良質な堆肥ですくすくと良く育ったアスパラの茎が大地に根をおろし、ふさふさと緑色の葉を空に向かって大きく広げていました。 |
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この時期は路地栽培のアスパラの収穫作業を毎日行っているとの事。春先には土の地肌を見せていたアスパラ畑もこの通り。中屋さんの背丈をずっと越えて2メートル近くにも!さすが中屋さんのアスパラ、こんなに大きく育っているアスパラ見た事がありません。
風で倒れ易い丈の長い茎を、1本ずつ紐で棒にくくりつけたり、均等に栄養がいきわたるよう、親茎を4〜5本になるよう間引いてやったり、茂りすぎた葉を刈り取って太陽光が入り易くしてやったりと、手間暇かけて大切にアスパラを育てています。
8月からは夏採りアスパラの収穫が始まり、9月まで収穫が続くのだそうです。こちらは長期に渡り収穫が出来るハウスでの立茎栽培という方法。春の収穫時に全てを収穫せず、数本の茎を残し生長させます。茎が伸びて背丈ほどの株になると、脇から新たに夏芽が顔を出し、それを秋口まで随時収穫するというもの。こんな栽培方法もあるのだと、アスパラ栽培の奥深さを感じました。 |
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アスパラはユリ科の多年草で、根に細い貯蔵根があり、葉が作り出した栄養分を貯蔵します。蓄えた栄養分で、1つの株からまた新たな芽が出てアスパラとなるのです。その芽の何本かは残して葉を茂らせ、根に栄養分を送る役目を担います。
私達が口にしているのは、枝分かれする前のアスパラの若茎という事なのです。 |
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中屋農園では、近年人気のある貴重なムラサキアスパラも栽培しています。その名の通り、茎が紫色のアスパラ。グリーンアスパラよりも緑濃い茎葉が茂り、丈も大きく立派でした。その分、茎も折れやすく管理が大変で、収量もグリーンアスパラと比較すると少ないそうです。ポキっと1本折ったものを中屋さんがくれたのでそのままかじってみると、みずみずしさと驚く程の甘さにびっくり!サラダにして生でも食べられるというのも納得です。糖度が高いだけでなく、アントシアニンがグリーンアスパラの3倍以上含まれており、健康にも非常によいとの事。中屋さんは絞ってアスパラジュースにし、毎日飲んでいるのだそうです。これも中屋さんの元気の秘訣の1つかもしれません。 |
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中屋さんが新たに挑戦したいと熱く語って下さったのは、クリスマス需要に合わせ、12月にホワイトアスパラを収穫するという試み。その驚きの栽培方法は、企業秘密という事で・・・。確かに、クリスマスシーズン、生のホワイトアスパラはレストランなどで重宝されるはずですよね。でも、1人ではとても手が回らないので、お孫さんが高校を卒業したら一緒にやるのだと待ちきれない様子で語ってくれました。勤勉で情熱みなぎる中屋さんの背中を見て育ったお孫さんは、中屋農園の後継者を目指す農業高校1年生。孫が高校を卒業するまでは元気でいなければならない、生きてるだけじゃあダメ、元気でいなければ一緒に農業ができないのだという中屋さん。健康は「食」からと、毎日の食生活にも気を使っているのだそうです。もちろん毎日たっぷりのアスパラは欠かせないそう。数年後、中屋さんがお孫さんと農業をやる姿を是非取材させて頂きたいと思いました。 |
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