北海道新聞のTPPに関する取材について

sunset昨日、TPPに関して、北海道新聞から取材を受けました。
恐らくTPP交渉が終わると予想される8/1または8/2の翌日に掲載となると思うのですが、信じてないわけではありませんが、今の報道は本人の意図しない表現をする事もあり得るので、この場を借りて私なりの思いを伝えたいと思います。

 

【TPPに対する思い】

個人的には日本の農業の良さ、世界的においても安心安全なハイクオリティのものを作っているという点において、それらを維持向上するためにもTPPによって市場をかく乱されることは好ましいとは思いません。

しかし、万が一TPPが採用されるのであれば、その変化に対応していかねばならないと思います。

【お客様へのお約束】
当社として、お客様にお約束するのは今後も変わらず新鮮で安全な北海道産の豚肉を主原料として用いて参ります。 また、これまでもイベリコ豚などの豚肉を用いて、スポット的に作ってきましたが、海外の豚肉でクオリティの高いものがあれば、それらを用いたハムやベーコン造りも、皆様に楽しんで頂けたら幸いです。

【農家の方へのご提案】
これから先のことを共に考えていく中で、農家の方々にお願いしたいのは、今までと同じく、またはそれ以上の豚を生産してほしいと願っております。

それ以上というのは、例えば、海外におけるドングリと主に食べて育ったイベリコ豚やら、乳清(ホエー)を主に与えたホエー豚などのブランド豚のような豚がありますが、彼らと同じ品質のものをつくるのではなく、日本ならではの環境を活かした付加価値の高い豚を肥育することも考えていくべきかと思います。

そして、将来、国内だけではなく、海外へ進出できるようなものを作っていけたら面白いと思います。

【皆さまと共に将来は】

そんな良質の豚肉を作って頂けるのであれば、私どもはぜひご一緒したいと願っております。
既に私ども独自の技術で作るハムベーコンは全くの別物であると、ハイクオリティなブランド豚を飼育されている養豚家からOEM供給のご依頼も頂いているのですが、現工房ではとても狭くて対応できませんので、新たな生産拠点をそう遠くないうちに作りたいと思っております。

本場ドイツでも見られなくなった1920年代の古い製法に併せて、更に美味しく熟成変化する氷温熟成という技術を用いるのと、過去から研究を進めてきたサラミなどの生産、更なるものも。。。

【大事なファンの皆さまへ】

何よりも、ファンの皆さまは私達の家族と常々思っております。
その家族である皆様が、美味しくて安心安全に楽しめるモノづくりをこれからもお届けして参りますこと改めてお約束させて頂きます。

平成27年7月吉日