エーデルワイスファームは、ハムづくりの新しいカテゴリーとして 「ナチュールハム」 を提唱します。
それは、自然に寄り添い、誠実な製法で仕上げた安心と美味しさの象徴です。
ナチュールハムの定義
ナチュールハムとは――
- 歩留まりや水増しを目的とした リン酸塩や増粘多糖類、卵、たん白加水分解物・増量剤、及び保存料や着色料などを一切使用せず
- 短時間で塩漬を行う注入針による塩漬(インジェクション)を一切行わず
- 昔ながらの岩塩に由来して使用されてきた 亜硝酸塩も可能な限り低減し
- 燻煙する際には、炭や薪を用いて木材を燻す古典的な直火式燻煙を行い
(熱源に電気やガスは使用しない) - 肉本来の旨味と香りを最大限に引き出す製法 で仕上げたハム
のことを指します。
なお、亜硝酸塩はもともと土壌・水・野菜・動物体内に広く分布している成分として存在するものです。
背景と私たちの想い
ワインの世界で「ナチュールワイン」が消費者に浸透したように、ハムの世界でも自然な造りを重視する基準が求められています。(ナチュールワインとは農薬や化学肥料を極力使わず育てたブドウを、野生酵母で自然発酵させ、添加物をほとんど加えずに造るワイン)
私たちは、1933年の創業以来守り続けてきた伝統製法と北海道の自然を背景に、この「ナチュールハム」という新しい定義を提案いたします。
それは、添加物に頼らず、素材と真摯に向き合うものづくり。
食べる人の安心と、深い美味しさの両立を実現する姿勢そのものです。
これからの展開
- 「ナチュールハム」の理念を、HP・リーフレット・展示会を通じて広く発信します。
- 消費者にとって分かりやすく、業界にとっても信頼の証となる基準として普及を目指します。
- 将来的には「ナチュールハム協議会」を設立し、業界全体の品質基準化を推進してまいります。
エーデルワイスファームの歩み
1933年の創業以来、私たちは北海道の大地に根ざし、自然と共に歩んできました。
ハムやベーコンは、国際味覚審査での連続受賞をはじめ、数々の評価をいただいています。
その実績と歴史を礎に、新しい基準「ナチュールハム」をここに提案いたします。