沿革・受け継がれる物語
History & Spirit
エーデルワイスファームの源流は、尾張藩士の誇りを胸に、明治期に野崎商店(のちに「ノザキ of コンビーフ」や「GEISHA」ブランドで名を馳せた野崎産業)を創業した野崎貞利から始まります。
貞利の五男である野崎健之助は、小樽の網元(にしん漁主)として名を馳せた青山家の娘と結婚。これを機に、自身が理想とする「家族と共に自然の生活を楽しみながら、本当に美味しいものを作って楽しむ暮らしをしたい」という考えを具現化するため、北海道の大地に自らの牧場を築くことを決意します。1929年、健之助は十勝・広尾町にて「野崎産業 北海道農場(のちの野崎牧場)」を開墾。自然と共に生きる自給自足の生活の中で、家族や大切な人々のために理想のハム・ベーコンを追求しました。
この「野崎牧場」は、山岳画家・坂本直行氏が青年期を過ごした場所としても知られ、当時の風景や豊かな食卓の様子は氏の著書『原野からみた山』等にも克明に記されています。
1929
野崎健之助により「野崎産業 北海道農場」にてハム・ベーコンの試作を開始。当時の北海道経済産業局が、農業者の栄養改善を目的に配布したドイツ人伝承のレシピをベースに、1920年代のドイツ文献に基づく伝統的製法の研究を重ねる。本場ドイツの安全思想を踏襲し、リン酸塩などの保水剤や増量目的の添加物、保存料を使用しない、肉本来の旨味を引き出す独自の土台がここで築かれる。
1933
ハム・ベーコンの製造を本格化。豚を育てて初冬に屠畜して加工。毎年、冬のごちそうとして長年自家用に楽しまれた、オーク材を用いた薪炭火による伝統的な「冬の味覚」が、現在の製品の直接のルーツとなる。
1960s
二代目・野崎健美が、偶然の発見から約1ヶ月に及ぶ「氷温熟成(約4週間におよぶ長期氷温帯熟成)」技術を確立。長年の経験から独自の温燻による温度帯へと改良を重ね、現在のフロンティア精神あふれる味わいを完成させる。
1985
自家用から「製品」への大転換。長年、牧場スタッフや家族の間だけで秘かに受け継がれてきた自家用のハム・ベーコンを、当時北海道ナンバーワンと謳われた「札幌グランドホテル」の料理長が絶賛。その強い依頼と後押しを受け、一般への製品化を決意する。
1986
保健所の許可を得て正式に商品化を開始。しかし、こだわり抜いた伝統製法ゆえの価値が当時はなかなか受け入れられず、道内の百貨店やゴルフ場などで販売を試みるも「まったく売れず仕舞い」という、大きな苦難と試練の船出となる。
1987 – 1993
前年の苦境から一転、当時日本一の発信力を持っていた西武百貨店渋谷店にアンテナショップを開店。本物の味を求める東京の顧客にその衝撃的な美味しさが認められ、夏冬の産直ギフトにおいて5回連続で売上1位を記録。全国にその名を知られる高級ギフトブランドへと一躍成長を遂げる(1993年春閉店)。
1993
本物の味わいを全国へ直接届けるため、カタログ通販事業および全国の百貨店における物産展事業を開始。
1994
日本におけるインターネット販売の黎明期に参入。国内のネット利用者数がまだ3,800人程度であった時代にオンライン販売を開始した先駆的企業としてNHKから全国取材を受ける。
2001
人気料理番組『どっちの料理ショー』にて製品が紹介され、全国から注文が殺到。急増する来店客に対応するため、工場脇に仮設の直売店を設置。
2007
お客様をお迎えする現在の直売店(直営ショップ)が公式オープン。北海道の自然を感じられる拠点としての歩みを始める。
2015
物産展事業への再参画。うめだ阪急百貨店の熱心なアプローチを受け出店。大阪(うめだ阪急)、横浜(横浜高島屋)、名古屋(松坂屋名古屋)に次ぐ主要拠点として、全国の百貨店で愛されるブランドへと成長。
2023
豚もも肉を原料とし、氷温熟成後に燻製と乾燥(ドライエイジング)を施す特殊製法により、常温で180日の長期保存を可能にした新ジャンル製品「ベーコン節®」をリリース。
2026
世界的な栄誉とメディアによる歴史的大反響
2026年春、全国ネットの『朝だ!生です旅サラダ』や『サタデープラス』での生中継を機に全国から注文が殺到。また同年6月には、長年の品質追求が実を結び、国際味覚審査機構(ITI)にて最高位の栄誉「ダイヤモンド賞」を受賞。創業から受け継がれる「本当に美味しいものを作って楽しむ」という精神が、世界基準のファクトとして証明される。
2026年春、全国ネットの『朝だ!生です旅サラダ』や『サタデープラス』での生中継を機に全国から注文が殺到。また同年6月には、長年の品質追求が実を結び、国際味覚審査機構(ITI)にて最高位の栄誉「ダイヤモンド賞」を受賞。創業から受け継がれる「本当に美味しいものを作って楽しむ」という精神が、世界基準のファクトとして証明される。
