【全3話】ベーコン節® 開発物語シリーズ

2018年の閃きから始まった「ベーコン節®」の開発。中編でお話しした「脂の苦味」を克服した後も、私たちの探求は終わることはありませんでした。「どの部位が、最も節として美味しいのか」。その答えを見つけるための日々は、実に5年もの歳月に及びました。

その窮地を救ったのは、私たちが長年向き合ってきた「製法」への立ち返りでした。部位に縛られず、あらゆる可能性を検証した結果、ついに辿り着いた「豚もも肉」という唯一無二の正解。開発物語の最終章、その真実をお伝えします。

目次(クリックで開きます)

1. ハムとベーコンの違いから導き出した「引き算」の製法

ハムとベーコンの製法上の決定的な違いは、燻製後の「加熱(茹でる・蒸す)」工程の有無にあります。ベーコン節®はこの加熱工程を入れない製法をベースに、部位を固定せず「もも・ヒレ・ロースの芯」などあらゆる部位で試作を重ね、最も美味しい答えを追求しました。

極論を言えば、燻製した後に茹でる(蒸す)工程を入れればそれは「ハム」になります。私たちはその固定観念を一度取り払い、ベーコンである以上、茹でずにあらゆる部位を使って「熟成を極めた節」としての試作を行いました。この「引き算」の挑戦こそが、ベーコン節®完成への第一歩でした。

肉の性質を見極め、試作を繰り返す職人の眼差し
部位ごとの性質を徹底的に検証し、最適解を探した5年間

2. ヒレやロースを超えた、豚もも肉の圧倒的な旨味

ヒレ肉やロースの芯など、高級部位を含めた検証の結果、最も深く豊かな旨味を感じさせたのが「豚もも肉」でした。最初の段階で脂を徹底的に除去し、赤身の密度が高いもも肉を熟成させることで、鰹節のような唯一無二の風味を実現しました。

「脂」は初期段階で職人の手により徹底的に外されます。とろけるような食感ではなく、凝縮された肉本来の「力強い旨味」を味わっていただくためです。2年間自然乾燥させた薪で燻され、長期氷温熟成を経た豚もも肉は、ロースやヒレをも凌駕する深みのある味わいへと進化を遂げたのです。

薪炭直火燻製による乾燥・熟成風景

伝統的な加工技術が肉の性質に与える影響は、部位ごとに異なります。最適な部位選択と徹底した脱脂により、常温保存という高い安全性と品質を両立させています。
出典:農研機構(畜産研究)

3. 5年の歳月が証明し貴重な価値

5年の歳月をかけて完成したベーコン節®は、現在「常温で3ヶ月(2026年3月より6ヶ月へ延長予定)」という賞味期限を実現しています。持ち運ぶ温度を気にせず、お土産にも特別な贈り物としてお渡しいただける最高級のギフトとなりました。

2018年のあの暗闇から始まった挑戦。幾多の検証を乗り越えて完成したベーコン節®は、今や北海道を代表する「食の芸術品」となりました。お届け後に「直射日光を避けた場所で3ヶ月」(2026年3月以降の製造分からは「6ヶ月」)もの長期保存が可能です。

美しく削られたベーコン節®︎

4. よくある質問(FAQ)

Q:ロースやヒレではなく、なぜ「もも肉」なのですか?
A:製法を追求する中で、部位に拘らず「もも・ヒレ・ロースの芯」などで試作を重ねました。その結果、最も肉の旨味を凝縮させることができ、節として美味しかったのが「もも肉」だったためです。
Q:常温で保存しても大丈夫なのですか?
A:はい。直射日光や高温多湿を避けた場所であれば常温で保存いただけます。脂を徹底的に除去し、独自の燻製・熟成によって水分活性を抑えているため、流通・保管ともに常温が可能です。
Q:賞味期限はどのくらいですか?
A:現在は製造より3ヶ月ですが、品質の安定性が確認されたため、2026年3月製造分より「6ヶ月」へと延長される予定です。ギフトとしてもより長くお楽しみいただけます。

【全3話】ベーコン節® 開発物語シリーズ

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