ベーコンいももちは、片栗粉をじゃがいもの3分の1入れて、ベーコンの脂で焼きます。砂糖醤油をかけなくても、味はベーコンが決めます。
いももちは、北海道の道の駅や峠のドライブインで売られている、家庭でもよく作られる料理です。通常は砂糖醤油やバター醤油で味をつけますが、ここではベーコンを巻いて、調味料を使わずに仕上げます。使うじゃがいもは、北海道千歳市のファームウメムラさんのインカのめざめです。

いももちがもちもちになるかどうかは、つぶし方とこね方で決まる
小さな塊を残さずつぶし、片栗粉を入れてからも弾力が出るまでこねます。この2つを省くと、ぼそぼそした食感になります。
じゃがいもは熱いうちにつぶしてください。冷めると粘りが出にくくなります。片栗粉の量は、つぶしたじゃがいもの重さの3分の1が目安です。少ないとまとまらず、多いと固くなるので、手にくっつかなくなるところまで少しずつ足してください。
材料(5個分)
材料は3つ。油も調味料も使いません。
このレシピは薪・炭火仕上げ ベーコンスライス 90g を想定しています。いももちに巻きつけるので、ブロックではなくスライスを使ってください。
作り方 4ステップ
つぶす、こねる、焼く、巻く。ベーコンを先に焼いて、その脂でいももちを焼きます。
- じゃがいもをつぶす。
皮をむいて600Wで5〜6分加熱し、熱いうちにすりこぎでなめらかになるまでつぶします。小さな塊も残さずつぶしてください。 - 片栗粉を混ぜてこねる。
3分の1量の片栗粉を加え、弾力が出るまでこねます。手にくっつかなくなったら、直径5cmほどの円形に成形します。 - ベーコンの脂で焼く。
油をひかないフライパンでベーコンを弱火で焼き、脂が出たらベーコンだけ取り出します。その脂でいももちを両面3分ずつ、ふたをして焼きます。 - ベーコンを巻いて焼く。
取り出しておいたベーコンをいももちに巻き、巻き終わりを下にして1分ほど焼いて留めます。




失敗しない3つのポイント
1. 熱いうちにつぶす。冷めると粘りが出にくくなります。
2. 片栗粉は一度に入れない。少しずつ足して、手につかなくなるところで止めます。
3. ふたをして焼く。厚み1.5cmの中心まで火を通すには、蒸らす時間が必要です。
加熱とアレルギー表示についてのご注意
豚肉を原料とする製品です。ベーコンは中心部まで十分に加熱してお召し上がりください。
アレルギー物質の表示は商品ごとに異なります。ご購入いただいた商品のパッケージ表示をご確認ください。
砂糖醤油を使わなくても成立する理由
いももちに足りないのは塩気です。ベーコンが、それと一緒に脂と香りも持ち込みます。
エーデルワイスファームのベーコンは、塩漬液に浸して塩せき(=肉を塩漬けにする工程)し、マイナス2℃の氷温帯で約4週間かけて熟成させています。巻いたベーコンをかじると、もちの弾力より先に、塩気と薪の香りが来ます。砂糖醤油を足すと、この順番が逆になります。
← 表は横にスクロールできます →
| 工程 | 条件 | この料理への影響 |
|---|---|---|
| 塩せき | 塩漬液に浸す方式 | 下味がついているため、砂糖醤油を使わずに済みます |
| 氷温熟成 | マイナス2℃で約4週間 | 焼いたときに余分な水分が出にくいので、いももちの表面がふやけにくくなります |
| 温燻 | 2年乾燥させたオーク(楢)材の薪と炭による直火 | じゃがいもの甘みの後ろに、燻製の香りが残ります |
※味の感じ方には個人差があります。
よくある質問
ベーコンいももちについて、お問い合わせの多い4点にお答えします。
片栗粉はどのくらい入れますか?
つぶしたじゃがいもの重さの3分の1が目安です。300gのじゃがいもなら100gほど。少ないとまとまらず、多いと固くなります。手にくっつかなくなるまで、少しずつ足して調整してください。
いももちがもちもちになりません。
つぶし方とこね方の両方を見直してください。小さな塊が残っていると、そこで食感が切れます。すりこぎでなめらかになるまでつぶし、片栗粉を入れてからも、生地に弾力が出るまでこねてください。
味付けは砂糖醤油でなくてもいいのですか?
このレシピでは味付けをしていません。ベーコンの塩気とインカのめざめの甘みだけで作っています。砂糖醤油やバター醤油をかける場合は、ベーコンを巻く前のいももちに絡めてください。
冷凍できますか?
成形した状態で冷凍できます。1枚ずつラップで包み、保存袋に入れて空気を抜いてください。焼くときは解凍せず、凍ったまま弱火でふたをして、中心まで火を通してください。
まとめ|いももちは片栗粉3分の1と、ベーコンの脂
熱いうちにつぶし、片栗粉を3分の1。焼くのはベーコンの脂だけです。
・じゃがいもは加熱直後、熱いうちにつぶす
・片栗粉はじゃがいもの3分の1。手につかなくなるまで
・ベーコンを先に焼いて取り出し、その脂でいももちを焼く
・ふたをして両面3分ずつ
いももちは、味付けを足すほど目的がぼやけます。じゃがいもの甘みを立たせたいなら、塩気は1つに絞るほうが分かりやすく仕上がります。
RELATED
同じじゃがいもとベーコンでは、「じゃがベーコン」(炒めもの)と「ジャーマンポテト」も紹介しています。こちらはつぶして焼く料理です。
このレシピで使ったのは、薪・炭火仕上げの ベーコンスライス 90g です。
厚さ約2mmのスライスなので、焼いたいももちにそのまま巻きつけられます。
参考資料
- 厚生労働省「食中毒」(食肉の加熱に関する注意喚起)
- 薪・炭火仕上げ ベーコンスライス 90g 商品ページ(賞味期限・原材料表示)
