ベーコンいももちは、片栗粉をじゃがいもの3分の1入れて、ベーコンの脂で焼きます。砂糖醤油をかけなくても、味はベーコンが決めます。

いももちは、北海道の道の駅や峠のドライブインで売られている、家庭でもよく作られる料理です。通常は砂糖醤油やバター醤油で味をつけますが、ここではベーコンを巻いて、調味料を使わずに仕上げます。使うじゃがいもは、北海道千歳市のファームウメムラさんのインカのめざめです。

ベーコンを巻いて焼き上げたいももちを皿に盛ったところ
焼き上がり。味付けはしていません。
HOW TO COOK
約25分
調理時間
5個分
分量
3つ
材料の数
調味料なし
味付け

いももちがもちもちになるかどうかは、つぶし方とこね方で決まる

小さな塊を残さずつぶし、片栗粉を入れてからも弾力が出るまでこねます。この2つを省くと、ぼそぼそした食感になります。

じゃがいもは熱いうちにつぶしてください。冷めると粘りが出にくくなります。片栗粉の量は、つぶしたじゃがいもの重さの3分の1が目安です。少ないとまとまらず、多いと固くなるので、手にくっつかなくなるところまで少しずつ足してください。

つぶすタイミング
加熱直後、熱いうちに
片栗粉
じゃがいもの3分の1量
こねる目安
手にくっつかなくなるまで
焼き方
ベーコンの脂で、ふたをして両面3分ずつ

材料(5個分)

材料は3つ。油も調味料も使いません。

INGREDIENTS
インカのめざめ
4個(約300g)
片栗粉
約100g(じゃがいもの3分の1)
サラダ油・バター・砂糖・醤油は使いません。インカのめざめがなければ、男爵など粉質の品種が向いています。

このレシピは薪・炭火仕上げ ベーコンスライス 90g を想定しています。いももちに巻きつけるので、ブロックではなくスライスを使ってください。

薪・炭火仕上げ ベーコンスライス 90g を見る

作り方 4ステップ

つぶす、こねる、焼く、巻く。ベーコンを先に焼いて、その脂でいももちを焼きます。

  1. じゃがいもをつぶす。
    皮をむいて600Wで5〜6分加熱し、熱いうちにすりこぎでなめらかになるまでつぶします。小さな塊も残さずつぶしてください。
  2. 片栗粉を混ぜてこねる。
    3分の1量の片栗粉を加え、弾力が出るまでこねます。手にくっつかなくなったら、直径5cmほどの円形に成形します。
  3. ベーコンの脂で焼く。
    油をひかないフライパンでベーコンを弱火で焼き、脂が出たらベーコンだけ取り出します。その脂でいももちを両面3分ずつ、ふたをして焼きます。
  4. ベーコンを巻いて焼く。
    取り出しておいたベーコンをいももちに巻き、巻き終わりを下にして1分ほど焼いて留めます。
こねて円形に成形したインカのめざめのいももち
直径5cmほどに成形します。厚みは1.5cmを目安に。
ベーコンの脂を残したフライパンでいももちを焼いているところ
ベーコンを取り出したあとの脂で焼きます。油は足しません。
両面に焼き色がついたいももち
ふたをして弱火で焼くと、中心まで火が通ります。
焼いたいももちにベーコンを巻いて、巻き終わりを下にして焼いているところ
巻き終わりを下にして1分。ベーコンの縁が縮んで、いももちに食い込みます。

失敗しない3つのポイント

1. 熱いうちにつぶす。冷めると粘りが出にくくなります。

2. 片栗粉は一度に入れない。少しずつ足して、手につかなくなるところで止めます。

3. ふたをして焼く。厚み1.5cmの中心まで火を通すには、蒸らす時間が必要です。

加熱とアレルギー表示についてのご注意

豚肉を原料とする製品です。ベーコンは中心部まで十分に加熱してお召し上がりください。

アレルギー物質の表示は商品ごとに異なります。ご購入いただいた商品のパッケージ表示をご確認ください。

砂糖醤油を使わなくても成立する理由

いももちに足りないのは塩気です。ベーコンが、それと一緒に脂と香りも持ち込みます。

エーデルワイスファームのベーコンは、塩漬液に浸して塩せき(=肉を塩漬けにする工程)し、マイナス2℃の氷温帯で約4週間かけて熟成させています。巻いたベーコンをかじると、もちの弾力より先に、塩気と薪の香りが来ます。砂糖醤油を足すと、この順番が逆になります。

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工程条件この料理への影響
塩せき塩漬液に浸す方式下味がついているため、砂糖醤油を使わずに済みます
氷温熟成マイナス2℃で約4週間焼いたときに余分な水分が出にくいので、いももちの表面がふやけにくくなります
温燻2年乾燥させたオーク(楢)材の薪と炭による直火じゃがいもの甘みの後ろに、燻製の香りが残ります

※味の感じ方には個人差があります。

よくある質問

ベーコンいももちについて、お問い合わせの多い4点にお答えします。

片栗粉はどのくらい入れますか?

A

つぶしたじゃがいもの重さの3分の1が目安です。300gのじゃがいもなら100gほど。少ないとまとまらず、多いと固くなります。手にくっつかなくなるまで、少しずつ足して調整してください。

いももちがもちもちになりません。

A

つぶし方とこね方の両方を見直してください。小さな塊が残っていると、そこで食感が切れます。すりこぎでなめらかになるまでつぶし、片栗粉を入れてからも、生地に弾力が出るまでこねてください。

味付けは砂糖醤油でなくてもいいのですか?

A

このレシピでは味付けをしていません。ベーコンの塩気とインカのめざめの甘みだけで作っています。砂糖醤油やバター醤油をかける場合は、ベーコンを巻く前のいももちに絡めてください。

冷凍できますか?

A

成形した状態で冷凍できます。1枚ずつラップで包み、保存袋に入れて空気を抜いてください。焼くときは解凍せず、凍ったまま弱火でふたをして、中心まで火を通してください。

まとめ|いももちは片栗粉3分の1と、ベーコンの脂

熱いうちにつぶし、片栗粉を3分の1。焼くのはベーコンの脂だけです。

CHECK POINTS

・じゃがいもは加熱直後、熱いうちにつぶす

・片栗粉はじゃがいもの3分の1。手につかなくなるまで

・ベーコンを先に焼いて取り出し、その脂でいももちを焼く

・ふたをして両面3分ずつ

CONCLUSION

いももちは、味付けを足すほど目的がぼやけます。じゃがいもの甘みを立たせたいなら、塩気は1つに絞るほうが分かりやすく仕上がります。

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同じじゃがいもとベーコンでは、「じゃがベーコン」(炒めもの)と「ジャーマンポテト」も紹介しています。こちらはつぶして焼く料理です。

WHO MADE THIS

エーデルワイスファームは、北海道北広島市で薪・炭火仕上げのハム、ベーコン、ベーコン節®を製造しています。

ドイツの伝統的なハムとベーコンを、家族が自分たちで食べるために作り始めて約90年になります。1985年に一人のシェフから「店で出したい」と請われ、1986年に製品として売り始めました。沿革を見る

マイナス2℃

氷温帯で約4週間かけて熟成

10kg → 約6kg

水分が抜けた分だけ、味が濃くなります

二年乾燥のオーク

薪と炭の直火・温燻。火加減は職人が見ます

塩漬液に浸して塩せきします。短時間で仕上げるインジェクション(注入)もタンブリングも行いません。水を足して重量を戻す工程がないため、焼いても縮みが小さく、巻いた形が保てます。製法を見る

EVALUATION

1 ITIダイヤモンド賞(最高位)
2 優秀味覚賞 三ツ星 7年連続(2020〜2026)
3 DLG(ドイツ農業協会)金賞
4 1997年から2026年までに、テレビ・新聞・雑誌・ラジオで112件(雑誌・書籍50件、テレビ47件、新聞10件、ラジオ5件)
5 2017年から毎年、全国の百貨店の北海道物産展などに出店(2025年は25回)

受賞実績を見る / メディア掲載112件を見る

ハムやベーコンは、古くから岩塩を使って作られてきた保存食です。ワインづくりに古くから亜硫酸塩が使われてきたように、ハムやベーコンは亜硝酸塩の働きによって成り立ってきました(亜硫酸塩と亜硝酸塩は別の物質です)。私たちは「完全無添加」とは表現しません。岩塩に含まれる硝酸塩からできる亜硝酸塩を、ボツリヌス菌を防ぐため必要最小限だけ使用し、保存料・着色料・リン酸塩は使用していません。詳しくは「無添加ハムの本当の話」

FOR THIS RECIPE

このレシピで使ったのは、薪・炭火仕上げの ベーコンスライス 90g です。

厚さ約2mmのスライスなので、焼いたいももちにそのまま巻きつけられます。

薪・炭火仕上げ ベーコンスライス 90g を見る

参考資料