いつもエーデルワイスファームを応援してくださり、本当にありがとうございます。北海道・北広島の地で、時代遅れと言われようとも頑なに伝統製法を守り続けてきた私たちのベーコンが、この度、世界的な審査機関において最高峰の栄誉である「ダイヤモンド賞」を受賞いたしました。
しかしながら、この奇跡のような受賞は、決して平坦な道のりの先にあったものではありません。

今年は、1933年のハムベーコン作りを始めた祖父母から受け継いだ両親が1985年に一流ホテルシェフの依頼を受け、翌年1986年の商品化から40年という節目でもあります。

これまでの歩みは、涙なしには語れない壮れた苦労と、何度も訪れた会社のピンチの連続でした。それゆえに、今回の大賞は、苦しい時期を救ってくださったお客様の温かいお声と、ピンチの時に手を差し伸べてくれたバイヤーの皆様、共に歩んでくれた職人、そしてどんな時も支え合ってきた家族の存在、つまり「みんなのおかげ」でいただいた賞だと心の底から痛感しています。今回は、世界が認めたベーコンの誕生秘話に隠された、知られざる苦労の軌跡と、皆様への深い感謝の物語をお届けします。


世界最高峰の評価「ダイヤモンド賞」受賞を支えた、極貧と試行錯誤の創業期

エーデルワイスファームの高級ベーコンは、1920年代の伝統的な温燻製法と4週間の氷温熟成が特徴です。創業期の極貧生活や試行錯誤を乗り越え、世界的な賞であるダイヤモンド賞を受賞するに至りました。

私たちが目指したのは、「家族で自然の生活を楽しみながら、本当においしいものを作って食べる暮らしをしたい」という祖父母が始めた牧場生活が基本的な考えの元になっています。1920年代のドイツ文献に記されていた幻の伝統製法を元に1960年代に偶然、父が発見した凍るか凍らないかの温度で長期熟成する製法(氷温熟成)によって作ります。
ただ製品化をあるホテルシェフから依頼された初期の頃、そのモノづくりは想像を絶する困難の連続でした。なぜなら、機械による自動化が一切通用しない世界だからです。

商品化を依頼された当時、理想の味を追い求める父や母は、毎日山のような試作品を廃棄し続けていました。その一方で、タイミング悪く祖父が亡くなったことで遺産相続問題が発生。なんと銀行口座が完全に凍結されてしまったのです。当時はお米をまとめて買うお金さえなく、米屋へ週に数回、その日に食べる分だけのお米を必死に買い付けに行っているなか、肉や香辛料の支払いを優先していたと、後になって両親から知らされました。

そんな極貧のどん底にあっても、私たちは伝統の牙城を崩しませんでした。肉の心地よい弾力とジューシーさを絶妙に残すため、長期熟成と職人が火力を繊細にコントロールする「温燻(おんくん)」にこだわり続けたのです。2年間じっくり自然乾燥させたオーク材をくべ、煙の前に立ち続けた両親の血ににじむような努力があったからこそ、世界に誇るベーコンの味が完成しました。


「店じまい」の危機を救った西武渋谷店バイヤーとの出会いと産直No.1の奇跡

1980年代の危機を救ったのは、西武渋谷店のバイヤーからの出店オファーでした。渋谷区を軸に、近郊の新宿、目黒、世田谷エリアのお客様の間で大変な人気を博し、1992年までプロパー出店を続け、不動の産直ギフトNo.1の実績を築き上げました。(名優と呼ばれる方々も数多くお客様にいて、何度とお会いする機会を得ました)
その時の話を少ししましょう。


命がけで完成させた熟成ベーコンでしたが、製品化のあとも厳しい現実が待ち受けていました。北海道内の百貨店催事に足を運ぶも、1980年代当時は世の中全体が「質よりも量」を追い求める時代だったのです。どこへ行ってもお客様からは「美味しいけれど、いいお値段ね」と言われ、ほとんど買っていただけない日々が続きました。

「もう数ヶ月売れ行きが変わらないなら、早々に店じまいをしよう……」と、半ば諦めかけていたある日、奇跡のような転機が訪れます。当時、日本一の発信力を持っていた西武百貨店渋谷店のバイヤーの目に私たちの製品が留まり、「とても良い商品なので、ギフトシーズン中の催事に出店しませんか?」と声をかけてくださったのです。私たちは藁にもすがる思いで、北海道から渋谷へと向かいました。

結果として、私たちのハムベーコンは渋谷の地で飛ぶように売れ、いきなり渋谷西武の産直ギフト売上ベスト5にランクインしました。それゆえに、バブル景気が終わる1992年春までプロパー出店(常設出店)を続けることができ、その間は他の追随を許さず、産直ギフトNo.1という圧倒的な実績を作ることができたのです。あの時、価値を認めてくれたバイヤーの存在、そして「これは本物だ」と並んでくださったお客様がいたからこそ、今の私たちは存在しています。

ここで、一般的な量産型ベーコンと、皆様に支えられて守り抜いたエーデルワイスファームのベーコンの違いを、分かりやすく表にまとめました。

比較項目 一般的な量産型ベーコン エーデルワイスファーム
熟成期間 数日〜1週間程度(急速熟成) 約1ヶ月(4週間の長期氷温熟成)
燻製方法 乾燥効率優先、またはくん液使用 2年乾燥のオーク材による薪炭直火「温燻」
保水剤・保存料 リン酸塩による増量、保存料の使用 一切不使用(純粋な肉の旨味のみ)

本場ドイツの安全思想と美味しさを両立させる、揺るぎないモノづくり

私たちの製品は安易な無添加を謳わず、旧来から受け継ぐ食中毒を防ぐ亜硝酸塩を必要最小限のみ使用する本場ドイツの安全思想を厳守しています。保存料不使用のため冷蔵では短命ですが、冷凍保存で約2ヶ月間美味しさを保てます。

職人が直火を管理している炎の様子
職人が直火を管理している炎の様子

現代の食品選びにおいて「無添加」という言葉が一人歩きしがちです。しかしながら、エーデルワイスファームでは、安易に無添加を謳うことはいたしません。それは、世界で唯一肉に対する法律を持つ本場ドイツやヨーロッパの、極めて誠実な安全思想を踏襲しているからです。

たとえば、良質なワインの醸造において酸化を防ぐために亜硫酸塩が使われるのと同様に、私たちの製品には、致命的なボツリヌス菌などの食中毒を確実に予防するため、天然の岩塩などにも存在する「亜硝酸塩」を食品安全上の観点から必要最小限の量だけ使用しています。その代わり、肉に無理やり水分を吸わせてカサ増しをするリン酸塩などの保水剤や、化学的な保存料、着色料は一切使用していません。

このように安全と本物の美味しさを最優先にしているため、冷蔵での賞味期限は比較的短くなっております。それゆえに、商品がお手元に届きましたら、すぐに召し上がる分を除いて『冷凍保存で約2ヶ月』保管していただくことを強くおすすめしております。冷凍することで、私たちがどん底の苦労の中で守り抜いたオーク材の芳醇な香りや肉の品質が損なわれることはありません。むしろ、いつでも作り立ての感動的な品質を、長期間にわたってポジティブに美味しくお楽しみいただけます。

※食品添加物の役割や客観的な安全基準については、厚生労働省の食品添加物に関する公式情報も併せてご参照ください。


これからも、みんなと共に。エーデルワイスファームが届ける最高の1枚

世界に認められた高級ベーコンや0.1mm極薄のベーコン節®は、公式オンラインショップからお取り寄せ可能です。皆様への感謝を込めて職人が手作りした至高の味を、ぜひご家庭で贅沢にお楽しみください。

大きくカットされたベーコンが、フライパンの上で極上の脂をきらめかせている様子
大きくカットされたベーコンが、フライパンの上で極上の脂をきらめかせている様子

今回のダイヤモンド賞受賞は、私たちのこれまでの苦労が報われた瞬間であると同時に、これからのモノづくりへの決意を新たにする契機となりました。私たちはこれからも、お米すら買えなかったあの日の原点、 西武渋谷店で手を差し伸べてくださったバイヤーやお客様への感謝を忘れることなく、応援してくださる皆様に心から「美味しい」と喜んでいただける本物の製品を作り続けます。

お腹だけでなく心まで満たされるような贅沢な食体験を、ぜひあなたのご家庭でも体験してみてください。当ファームでは、ベーコンのほかにも、長期熟成させた豚もも肉を原料とし、職人の限界に挑んだ0.1mmの極薄仕上げによって常温で180日保存可能にした独自の「ベーコン節®」など、新しい食体験を提案するラインナップも展開しています。

  • 本物の味をお届け:4週間の氷温熟成と、オーク材の温燻が織りなす唯一無二の味わい。
  • ギフトにも最適:かつて西武渋谷店で産直No.1に輝いた実績と、世界が認めたダイヤモンド賞の格式。
  • 感謝を込めて手作り:大量生産はできませんが、ひとつひとつに職人の魂と感謝を込めてお届けします。

私たちのモノづくりの原点や、日々の活動についてはエーデルワイスファーム 公式サイトをご覧ください。そして、世界が認めた至高の味を今すぐ体験してみたい方は、以下の公式オンラインショップより、職人が魂を込めて仕上げた製品をお取り寄せいただけます。皆様との素敵なご縁に、心からの感謝を込めてお届けいたします。


ベーコンに関するよくある質問(FAQ)

エーデルワイスファームの高級ベーコンに関する、製法のこだわりや、美味しく長持ちさせるための保存方法(冷凍で約2ヶ月)について、よくある質問をまとめました。

Q. 市販のベーコンとエーデルワイスファームの製品の違いは何ですか?
A. 4週間に及ぶ長期氷温熟成がもたらす圧倒的なアミノ酸の旨味と、2年自然乾燥させたオーク材による職人の「薪炭直火温燻」が生み出す芳醇な香りが最大の違いです。量産品のように保水剤で水分を加えて増量していないため、肉本来の引き締まった弾力と、とろける脂身の甘みを五感で楽しんでいただけます。
Q. 保存料不使用とのことですが、どのように保存すれば長持ちしますか?
A. 化学的な保存料を一切使用していないため冷蔵での日持ちは短いですが、小分けにして「冷凍保存」をしていただくことで、『冷凍保存で約2ヶ月』美味しく楽しめます。冷凍しても職人が定着させたオーク材の芳醇な香りや肉の品質が落ちることはありませんので、最後まで安心してお召し上がりいただけます。