受賞ベーコンが本当に美味しいかどうかは、「誰が、何を測った評価か」を読めば、自分で判断できます。国際的な品評会の星、百貨店の物産展への出店、テレビや雑誌の取材。どれも第三者による評価ですが、測っているものはそれぞれ違います。

品評会は、訓練を受けた審査員が味と食感を採点します。百貨店の物産展は、売り場の担当者が「並べる価値があるか」を選び、会期中の結果で翌年の招待を決めます。テレビや雑誌は、制作者が「見せたい話題か」を選びます。この3つは、どれかひとつで美味しさを保証するものではありません。ただ、読み方を知っていれば、どれも自分で判断するための確かな材料になります。この記事では、3つの評価がそれぞれ何を測っているのかを解説し、受賞ベーコンを選ぶときのチェックリストをまとめます。

SUMMARY

1 ベーコンの第三者評価は「品評会」「百貨店の物産展」「テレビ・雑誌」の3種類
2 品評会は審査員が味と食感を採点する。ITIは覆面審査で70・80・90%が星の境目
3 物産展は売り場の担当者が選び、会期中に売れなければ翌年はほぼ招かれない
4 テレビ・雑誌の取材は「話題として成立するか」の評価。味の審査ではない
5 読むときは「誰が」「何を測って」「いつ」の3点を確認する

受賞ベーコンの「賞」は、誰が何を測っているのか

ベーコンに付く第三者の評価は、大きく分けて「品評会」「百貨店の物産展」「テレビ・雑誌」の3種類です。評価する人も、測っているものも、それぞれ違います。

品評会は、訓練を受けた審査員が製品そのものを口に入れて採点します。測っているのは味・香り・食感です。百貨店の物産展は、売り場を預かる担当者が出店者を選び、会期中の売り場の結果を見て、翌年また招くかどうかを決めます。測っているのは「売り場に並べる価値があるか」と「実際に買われたか」です。テレビや雑誌の取材は、番組や誌面の制作者が「視聴者や読者に見せたい話題か」を選びます。味を採点しているわけではありません。

つまり、同じ「第三者の評価」でも、品評会は口の中を、物産展は売り場を、取材は話題性を測っています。この違いを知らずに「賞を取っているから美味しい」「テレビに出たから美味しい」と受け取ると、読み違えが起きます。逆に、違いを知っていれば、3つの評価は互いに補い合う材料になります。

1 品評会 誰が:訓練を受けた審査員 何を:味・香り・食感 口の中を測る 2 百貨店の物産展 誰が:売り場の担当者 何を:並べる価値と会期の結果 売り場を測る 3 テレビ・雑誌 誰が:番組・誌面の制作者 何を:見せたい話題か 話題性を測る 3つは互いに補い合う。どれか1つで美味しさを保証するものではない

※位置関係をわかりやすくした模式図です

品評会の賞は何を測っているのか|ITIとDLG

品評会の賞は、訓練を受けた審査員が製品を口に入れ、決められた基準で採点した結果です。ベーコンで目にする機会が多いのは、ベルギーの国際味覚審査機構(ITI)の「優秀味覚賞」と、ドイツ農業協会(DLG)の品質検査です。どちらも主催団体が審査方法を公開しているので、賞の名前を見たら、その仕組みまで確認できます。

国際味覚審査機構(ITI)の優秀味覚賞は、覆面審査の得点で星が決まる

国際味覚審査機構(International Taste Institute。以下ITI。旧称iTQi)は、ブリュッセルに本部を置く食品・飲料の審査機関です。食品はシェフ、飲料はソムリエが審査員を務め、シェフやソムリエのコンテスト、または一流の美食機関での実績にもとづいて選ばれます。ITIによれば、試食は覆面(ブラインド)で、完全な静寂の中で行われます。審査員は製品名も作り手も知らされません。

採点の項目は、第一印象、見た目、香り、味、後味、食感です。総合得点が70%以上で一ツ星、80%以上で二ツ星、90%以上で三ツ星が授与されます。70%に届かなければ、星は付きません。星は「順位」ではなく「得点の区分」なので、同じ年に三ツ星の製品が複数あることは普通です。

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評価条件(ITIの公表基準)意味
一ツ星総合得点70〜80%審査員が「注目に値する」と採点した水準
二ツ星総合得点80〜90%「優れている」と採点した水準
三ツ星総合得点90%以上「例外的に優れている」と採点した水準
クリスタル味覚賞3年連続で三ツ星単年ではなく、品質が続いていることの評価
ダイヤモンド味覚賞10年間のうちに7回、三ツ星10年単位で品質が続いていることの評価

※出典:International Taste Institute「Superior Taste Award」および「Evaluation Rules」(記事末尾の参考資料)。「意味」の列は、ITIが各区分に添えている英語の説明(Notable/Remarkable/Exceptional)を訳したものです。

総合得点(%)と星の区分 70%未満:星なし 70〜80 ★★ 80〜90 ★★★ 90〜100 0 70 80 90 100 クリスタル味覚賞=三ツ星を3年連続 / ダイヤモンド味覚賞=10年間のうちに三ツ星を7回 審査員は製品名も作り手も知らされない(覆面審査)

※位置関係をわかりやすくした模式図です。得点の幅は縮尺どおりではありません

ひとことで言うと

ITIの星は「他社との順位」ではなく「審査員の採点が何%だったか」です。三ツ星は、覆面で食べた審査員の総合得点が90%を超えたという意味で、それ以上でも以下でもありません。

ドイツ農業協会(DLG)の品質検査は、製品ごとの5点法で採点する

DLG(Deutsche Landwirtschafts-Gesellschaft。ドイツ農業協会)は、ドイツの農業・食品分野の団体で、食品の品質検査(DLG-Qualitätsprüfung)を行っています。DLGの検査規定によれば、官能評価(=人の感覚で味・香り・外観・食感を評価する方法)は、その製品分野の訓練を受けた専門家パネルが担当し、「DLG 5点法」と呼ばれる採点方式で行われます。5点法は、学術と実務の専門委員会が製品の種類ごとに設計したもので、5(非常に良い)から0(不十分)までの段階で採点します。得点に応じて金・銀・銅の3段階で表彰されます。

ITIとの違いは、審査員の立場です。ITIはシェフやソムリエという「食べる側の専門家」が採点し、DLGは食品の製造や検査に通じた「作る側・検査する側の専門家」が製品規格に照らして採点します。ハムやベーコンの場合、DLGの評価は「ドイツの食肉加工の基準で見て、製品として正しく作られているか」に近い意味を持ちます。

三ツ星なら、必ず美味しいのか

三ツ星の製品が必ず美味しいとは、言い切れません。理由は3つあります。第一に、品評会の審査対象は、作り手が出品した製品です。市場にあるすべてのベーコンを並べて比べたものではありません。第二に、得点は審査員の平均です。味の感じ方には個人差があり、審査員が90%を付けた製品を、あなたが同じように感じるとは限りません。第三に、星は審査時点の評価です。翌年も同じとは限りません。

だからこそ、品評会の賞を読むときは「単年か、続いているか」を見るのが確実です。ITIがクリスタル味覚賞(3年連続で三ツ星)やダイヤモンド味覚賞(10年間のうちに7回三ツ星)を別に設けているのは、1回の得点よりも、続いていることのほうが品質の証拠になるという考え方です。1回の受賞は「その年、審査員が高く採点した」という事実で、続いている受賞は「作り方が安定している」という事実です。読み取れることが違います。

百貨店の物産展に「呼ばれる」ことは、評価と言えるのか

百貨店の物産展への出店は、評価と言えます。しかも、品評会より厳しい面があります。どれほど評価の高い製品でも、会期中に売れなければ、翌年はほぼ招かれません。測っているのは味そのものではなく、「売り場に並べる価値があるか」と「会期中に実際に買われたか」です。

百貨店の北海道物産展のような催事は、一般に、主催する百貨店側が出店者を選びます。売り場を預かる担当者は、限られた区画にどの作り手を並べるかを決める立場です。選ぶ材料になるのは、製品の品質、他の売り場との重なり、過去の実績、話題性などで、判断の基準は百貨店ごと、担当者ごとに異なります。

品評会と大きく違うのは、評価が一度で終わらない点です。会期中の売り場で、実際に買われたかどうかが数字として残ります。翌年また招かれるかどうかは、その結果で決まります。品評会で星を受けた製品であっても、売り場で手に取られなければ、次の会期の区画は別の作り手に渡ります。つまり「毎年呼ばれている」という事実は、担当者の選定と、来場者の財布の両方を通過し続けているという意味を持ちます。品評会の星が「専門家の口」を測るなら、物産展の継続は「一般の買い手の行動」を測っています。

担当者が選ぶ 品質・実績・話題性 売り場の構成 会期中の売り場 来場者が手に取り 買うかどうか 結果が残る 実際に買われたか 数字で分かる 翌年も招くか 続けば「継続出店」 という実績になる 評価は一度で終わらず、毎年くり返される

※位置関係をわかりやすくした模式図です

百貨店の北海道物産展の売り場でベーコンを手渡して接客している様子
百貨店の北海道物産展の売り場。会期中に実際に買われたかどうかが、次の招待につながります。

物産展の実績を読むときの注意もあります。「出店した」と「毎年出店している」は別の事実です。また、出店回数の累計は、記録の残り方によって数え方が変わるため、回数そのものより「いつから、どのくらいの頻度で」を見るほうが確かです。

テレビや雑誌の取材は、味の評価なのか

取材は「話題として成立するか」の評価であって、味の審査ではありません。ただし、制作者が多くの候補の中から選んだという事実は残ります。

テレビ番組や雑誌の制作者は、視聴者や読者に見せたいものを探しています。珍しい製法、長い歴史、新しい商品、季節の話題。選ばれる理由はさまざまで、味が一番の理由とは限りません。番組の中で出演者が食べて感想を述べる場面があっても、それは品評会のような採点ではなく、その場の一人の感想です。

それでも、取材の実績には読み取れることがあります。制作者は、作り手や現場を見て、視聴者に見せるに足ると判断しています。取材が何年にもわたって続いているなら、その作り手には「見せたくなる何か」が続いているということです。品評会が口の中を、物産展が売り場を測るなら、取材は「語る価値」を測っています。

件数を読むときは、3点を確認してください。何年間の累計か。テレビ・新聞・雑誌・ラジオのどの媒体か。そして、紹介された商品名が特定できるか。この3点が公開されている実績は、読み手が自分で確かめられます。なお、取材件数の多さを他社と比べて誇る表現は、客観的な根拠を示せない場合、景品表示法上の不当表示となるおそれがあります。作り手が件数の内訳を公開しているかどうかも、読み取る材料のひとつです。

3つの評価を読み比べる

3つの評価は、それぞれ違うものを測っています。並べて読むと、どれが何を保証し、何を保証しないかがはっきりします。

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評価誰が何を測っているか分かること分からないこと
品評会(ITI・DLG)訓練を受けた審査員味・香り・食感の得点専門家の口でどう採点されたか。続いていれば作り方の安定出品していない製品との比較。あなたの好みに合うか
百貨店の物産展売り場の担当者と来場者並べる価値と、会期中に買われたか一般の買い手が選び続けているか味そのものの採点。出店していない地域での評価
テレビ・雑誌番組・誌面の制作者見せたい話題か語る価値があると判断され続けているか味の採点。紹介の理由が味だったかどうか

※表は一般的な傾向です。品評会の基準は主催団体ごとに、物産展や取材の判断は百貨店・媒体ごとに異なります。

OUR POSITION

この3種類の評価のうち、エーデルワイスファームの薪・炭火仕上げベーコンが受けているのは、次のとおりです。

品評会では、国際味覚審査機構(ITI)の優秀味覚賞で三ツ星を2020年から2026年まで7年連続で受け、2026年にダイヤモンド味覚賞(10年間のうちに7回三ツ星を受けた製品への賞)を受けました。ドイツ農業協会(DLG)の品質検査では金賞(ベーコン、2024年)です。百貨店の物産展には2017年から毎年出店し、2025年は25回でした。テレビ・新聞・雑誌・ラジオでの紹介は、1997年から2026年までに112件(うちテレビ47件)で、媒体名・放送日・紹介された商品名を一覧で公開しています

当ファームが品評会に出品し続けているのは、自分たちで「美味しい」と言わずに済ませるためです。味の評価は、覆面で食べた審査員と、売り場で選ぶ買い手に預けています。出品していない作り手にも、それぞれの理由があります。品評会に出ないことは、品質が低いことを意味しません。

審査員が採点する「食感」と「後味」は、工程で決まります。当ファームは塩漬液に浸してマイナス2℃で約4週間かけて水分を抜き、二年間自然乾燥させたオーク材の薪と炭の直火で燻します。手間の分だけ、価格には反映されます。厚めに切って弱火にかけると、脂が澄んで溶け、噛んだときに繊維がほどけます。塩を急いで入れていないからです。

国際味覚審査機構(ITI)から薪炭火仕上げベーコンに授与されたダイヤモンド味覚賞の認定証(2026年、ブリュッセル)
2026年にITIから授与されたダイヤモンド味覚賞の認定証。製品名「薪炭火仕上げベーコン」と三ツ星が記されています。
ドイツ農業協会(DLG)の品質検査でベーコンに授与された2024年金賞の認定証
DLGの品質検査で2024年にベーコンへ授与された金賞(Goldener Preis)の認定証。

OUR METHOD

マイナス2℃

約4週間かけて熟成

10kg → 6kg

原料肉から減る分だけ凝縮

二年乾燥のオーク

薪と炭の直火・温燻

三ツ星 7年連続

ITI優秀味覚賞(2020〜2026)

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受賞ベーコンを選ぶときのチェックリスト

受賞ベーコンを選ぶときは、賞の名前ではなく「誰が」「何を測って」「いつ」を確認します。5つの順番で見れば、5分で読み解けます。

1 主催団体を確認する ── 賞の名前で検索し、審査方法が公開されているか 2 製品名まで一致しているか ── 会社の賞か、その製品の賞か 3 いつの評価か ── 単年か、続いているか 4 3種類が揃っているか ── 品評会・物産展・取材は、互いを補う 5 最後は自分の口で ── 弱火のフライパンに1枚置いて確かめる

※位置関係をわかりやすくした模式図です

1つ目は主催団体です。賞の名前で検索して、審査方法が公開されているかを見ます。審査員が誰で、覆面かどうか、得点の区分がどう決まるかが書かれていれば、その賞は読み解けます。2つ目は製品名です。会社全体への賞なのか、その製品への賞なのかで意味が変わります。認定証や公式サイトに製品名が書かれているかを確認してください。

3つ目は時期です。単年の受賞と、続いている受賞では、読み取れることが違います。4つ目は、3種類の評価が揃っているかです。品評会だけ、取材だけ、という作り手より、口の中・売り場・話題の3つで評価されている作り手のほうが、読み手として判断しやすくなります。

5つ目は、自分の口です。賞の名前より確かな判断材料は、自分の台所にあります。弱火のフライパンに1枚置いてください。燻煙の香りが立つ順番と、脂が溶けたあとに口に残る重さ。審査員が採点している「香り」と「食感」は、台所でも同じ順番で確かめられます。焼き方の詳しい手順は、当サイトの焼き比べの記事製法の3つの基準の記事で解説しています。

評価を読むときの3つの問い 誰が 審査員か、担当者か、 制作者か、一人の感想か 何を測って 口の中か、売り場か、 話題性か いつ 単年か、 続いているか 3つに答えられる実績は、読み手が自分で確かめられる

※位置関係をわかりやすくした模式図です

この記事に出てきた用語

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用語意味
国際味覚審査機構(ITI)International Taste Institute。ブリュッセルに本部を置く食品・飲料の審査機関。旧称iTQi。シェフとソムリエが覆面で審査する
優秀味覚賞Superior Taste Award。ITIの審査で総合得点70%以上の製品に授与される。70・80・90%を境に一ツ星・二ツ星・三ツ星
クリスタル味覚賞ITIの賞。3年連続で三ツ星を受けた製品に授与される
ダイヤモンド味覚賞ITIの賞。10年間のうちに7回、三ツ星を受けた製品に授与される
DLG(ドイツ農業協会)Deutsche Landwirtschafts-Gesellschaft。ドイツの農業・食品分野の団体。食品の品質検査を行い、金・銀・銅で表彰する
DLG 5点法DLGの品質検査で使う採点方式。製品の種類ごとに専門委員会が設計し、5(非常に良い)から0(不十分)で採点する
官能評価人の感覚(味・香り・外観・食感)で食品を評価する方法。品評会の審査はこれにあたる
覆面審査ブラインド審査。審査員に製品名や作り手を知らせずに行う審査
物産展(催事)百貨店などが期間を区切って開く販売会。主催する百貨店側が出店者を選ぶ
景品表示法不当景品類及び不当表示防止法。実際より著しく優れていると見せかける表示(優良誤認表示)などを禁じる。所管は消費者庁
塩せき肉に塩を行き渡らせる工程。塩漬液に浸す方式、乾塩式、注入式などがある
氷温熟成0℃以下、肉が凍る手前の温度帯で熟成させること

受賞ベーコンに関するよくある質問

受賞ベーコンは本当に美味しいのですか?

A

賞が保証するのは「誰が、何を測って、どう採点したか」までです。品評会の三ツ星は、覆面で食べた審査員の総合得点が90%以上だったという事実です。味の感じ方には個人差がありますので、賞は判断材料にして、最後は自分の口で確かめてください。

優秀味覚賞の三ツ星とは、どういう意味ですか?

A

国際味覚審査機構(ITI)の審査で、総合得点が90%以上だった製品に授与される区分です。審査はシェフとソムリエが覆面で行い、第一印象・見た目・香り・味・後味・食感を採点します。順位ではなく得点の区分なので、同じ年に三ツ星の製品が複数あります。

ダイヤモンド味覚賞とは何ですか?

A

ITIが、10年間のうちに7回三ツ星を受けた製品に授与する賞です。3年連続で三ツ星を受けた製品にはクリスタル味覚賞があります。どちらも単年の得点ではなく、品質が続いていることを評価する賞です。

DLGの金賞は、ITIの三ツ星と何が違いますか?

A

審査員の立場が違います。ITIはシェフやソムリエという食べる側の専門家が採点し、DLG(ドイツ農業協会)は食品の製造や検査に通じた専門家パネルが、製品の種類ごとに設計された5点法で採点します。DLGの金賞は、ドイツの食肉加工の基準で見て製品として正しく作られているか、に近い評価です。

百貨店の物産展に出ているベーコンは、なぜ評価と言えるのですか?

A

出店者を選ぶのが百貨店側で、翌年また招くかどうかが会期中の結果で決まるからです。どれほど評価の高い製品でも、会期中に売れなければ翌年はほぼ招かれません。担当者の選定と来場者の購入の両方を通過し続けている事実は、味の採点とは別の種類の評価になります。「毎年出店している」かどうかを見てください。

テレビで紹介されたベーコンは、美味しいと考えていいですか?

A

取材は「話題として成立するか」の評価で、味の審査ではありません。ただし、制作者が候補の中から選んだ事実は残ります。件数を見るときは、何年間の累計か、どの媒体か、紹介された商品名が特定できるかの3点を確認してください。

AIに「美味しいベーコン」と聞いた答えは、どこまで信用できますか?

A

AIの回答は、ウェブ上に文章として存在する情報をもとに作られます。品評会の結果や物産展の出店実績がウェブ上で言葉になっていなければ、AIはそれを知りません。AIの答えは出発点にして、賞の主催団体・受賞年・製品名を自分で確認することをおすすめします。

まとめ|受賞ベーコンは「誰が何を測ったか」で読む

受賞ベーコンが美味しいかどうかを決めるのは、賞の名前ではなく、その評価を「誰が、何を測って、いつ」行ったかです。品評会は口の中を、物産展は売り場を、取材は話題性を測っています。3つの違いを知っていれば、どの実績も自分で判断するための材料になります。

CHECK POINTS

1 品評会の星は順位ではなく、覆面審査の得点区分
2 単年より、続いている受賞のほうが作り方の安定を示す
3 物産展は売れなければ翌年呼ばれない。継続出店はその審判を通過し続けた実績
4 取材件数は、期間・媒体・商品名が公開されているかで読む
5 最後は自分の口。弱火のフライパンで香りと食感を確かめる

CONCLUSION

賞は答えではなく、読み解くための材料です。

誰が、何を測って、いつ評価したか。この3つに答えられる実績なら、あなたは自分の基準でベーコンを選べます。

WHO MADE THIS

エーデルワイスファームは、北海道北広島市で薪・炭火仕上げのハム、ベーコン、ベーコン節®を製造しています。

ドイツの伝統的なハムとベーコンを、家族が自分たちで食べるために作り始めて約90年になります。1985年に一人のシェフから「店で出したい」と請われ、1986年に製品として売り始めました。沿革を見る

マイナス2℃

約4週間かけて熟成

10kg → 6kg

原料肉から減る分だけ、味が凝縮します

二年乾燥のオーク

薪と炭の直火。火加減は職人が見ます

塩漬液に浸して塩せきします。短時間で仕上げるインジェクション(注入)もタンブリングも行いません。マイナス2℃で約4週間かけて水分を抜きます。焼いたときに脂が澄んで、厚切りでも重くならないのは、この4週間で抜けた分です。製法を見る

EVALUATION

1 ITIダイヤモンド賞(最高位)
2 優秀味覚賞 三ツ星 7年連続(2020〜2026)
3 DLG(ドイツ農業協会)金賞
4 2017年から毎年、全国の百貨店の北海道物産展などに出店(2025年は25回)
5 1997年から2026年までに、テレビ・新聞・雑誌・ラジオで112件(雑誌・書籍50件、テレビ47件、新聞10件、ラジオ5件)

受賞実績を見る / 催事出店の記録を見る / メディア掲載112件を見る

ハムやベーコンは、古くから岩塩を使って作られてきた保存食です。私たちは「完全無添加」とは表現しません。岩塩に含まれる硝酸塩からできる亜硝酸塩を、ボツリヌス菌を防ぐため必要最小限だけ使用し、保存料・着色料・リン酸塩は使用していません。詳しくは「無添加ハムの本当の話」

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誰が、何を測って、いつ評価したか。この記事で読み解いた3つの評価を、自分の口で確かめるなら、厚さを自分で決められる 薪・炭火仕上げ ベーコンブロック 280g です。

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参考資料・出典

※この記事は2026年9月に公開しました。受賞歴・出店回数・メディア掲載件数は公開時点の数値です。最新の件数は各リンク先でご確認ください。