北海道広尾町の鈴木牧場が、脱脂乳を与えて放牧で育てた豚6頭が、2026年11月10日に出荷を迎えます。ロース・バラ以外の部位のご注文を、10月28日(水)までメールで受け付けます。骨・内臓・豚足は、ご希望があればお受けします。

鈴木牧場の林の中の放牧地で過ごす豚
鈴木牧場の林の中の放牧地で過ごす豚。

このたび、エーデルワイスファームが、広尾町の鈴木牧場で育てられた豚を代理で販売することになりました。

2026年10月17日掲載

「脱脂乳を与えた豚」との出会い

昨年、鈴木牧場の豚のバラ肉などを仕入れてベーコンを試作したことが、今回の受付のきっかけです。

鈴木牧場は、広尾町でオーガニック牛乳をつくっている牧場です。牛乳から生クリームをつくるときに必ず出る脱脂乳を使って豚を飼育すると聞き、昨年、バラ肉などを購入しました。

試作したベーコンは、脂身にミルクを思わせる風味があり、赤身は身が締まっていました。これが脱脂乳によるものか、放牧によるものか、私にはまだ断定できません。ただ、私にとってはとても興味深い豚肉でした。

ロースとバラは当社で買い取る予定です。そのほかの部位を、必要な方にお届けできないかと考え、注文を受け付けることにしました。

鈴木牧場について

鈴木牧場は、北海道十勝地方の南端、太平洋に面した広尾町にあります。生乳・牛肉・鶏卵で有機JAS認証を取得し、牧場内の施設ではオーガニック牛乳も製造しています。

鈴木敏文さんが、乳牛と肉牛あわせて約120頭を、放牧と有機牧草で飼育しています。2021年8月に生乳・牛肉・鶏卵で、2022年12月に有機加工食品でJASオーガニック認証を取得し、2023年12月から牧場内の設備で「十勝オーガニック牛乳」の製造を始めました。

鈴木牧場の牧草地で放牧されている牛たち
鈴木牧場の牧草地の牛たち。

牧場内の塩工房では、牛に与える塩を手づくりしています。廃材を燃料に、大型のステンレス鍋で海水を煮詰め、海水1トンから約20kgの塩ができます。この塩は、豚にも与えています。

鈴木牧場の塩工房で、火にかけた鍋で海水を煮詰めて塩をつくる設備
鈴木牧場の塩工房。

今回の豚は、有機認証を表示してお届けするものではありません。

豚は、牧場と地域で出るものを食べて育ちます

6頭は放牧で育ち、5月から出荷まで、脱脂乳をそのまま飲んでいます。

入口 牧場と地域で出るもの脱脂乳(生クリームをつくる工程の副産物)学校給食の残り(食品残さ・パン・野菜くず)地元のおから・くず豆規格外のじゃがいも(9月下旬から)十勝の塩・井戸水鈴木牧場の豚 6頭放牧・1頭あたり47㎡・5月〜出荷まで脱脂乳をそのまま出口 一頭から出る部位当社が買い取るロース・バラご注文を受付ヒレ・カタ・モモ・ウデご希望があれば骨・脂肪・内臓・豚足鈴木牧場で使うスネ・カシラ・サガリ・端材
※鈴木牧場の回答にもとづき、位置関係をわかりやすくした模式図です。

鈴木さんが豚を飼う理由は、牛乳から生クリームをつくる過程で必ず生まれる脱脂乳を、有効に活用するためです。牧場や地域で出る、人が食べられないものや食べ残しを、人が口にできる食べ物に変えてくれる存在として、豚を位置づけています。林や空き地の活用にもなるそうです。

鈴木牧場の放牧地で地面に顔を近づける豚たち
放牧地の豚たち。

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項目内容
品種・頭数ランドレース3頭(1月下旬生まれ)、ケンボロー3頭(2月下旬生まれ)
導入2026年4月30日
と畜11月10日(ランドレースは9か月齢、ケンボローは8か月齢)
飼育放牧。1頭あたり47㎡で、6頭を一緒に飼育
脱脂乳牛乳から生クリームをつくる工程で出る副産物。5月から11月まで、そのまま与える
そのほかの飼料十勝の塩、学校給食の食品残さ・パン・野菜くず、地元のおから、くず豆。9月下旬からは規格外のじゃがいも
飲み水井戸水
薬剤鈴木さんによると、抗生物質・ホルモン剤は使っていません

※上の内容は、鈴木牧場から2026年10月にいただいた回答にもとづいています。

鈴木牧場の木立の中で過ごす豚
木立の奥で過ごす豚。

受付する部位

ヒレ・カタ・モモ・ウデの肉を受け付けます。骨・脂肪・内臓・豚足は、価格がまだ決まっていないため、ご希望の方がいらっしゃれば受け付けます。ロースとバラは当社が買い取るため、受付の対象外です。

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部位向いている使い方(一般的な目安)6頭分の目安
ヒレ脂が少ない部位です。ソテーやカツに約6kg
カタ肩ロースとネックを含む部位で、分けることもできます。焼き豚、煮込み、生姜焼きに約36kg
モモ内もも・外もも・シンタマに分けることもできます。塊のまま煮る、ハムや焼き豚、ひき肉に約66kg
ウデ煮込みやカレー、ひき肉に約24kg

※重さは、1頭あたり約110kgという出荷時の体重から、一般的な歩留まりで推定した目安です。実際の重さは、解体後に確定します。使い方は、部位ごとの一般的な目安です。骨・脂肪・内臓・豚足は、ご希望の方がいる場合に受け付けます。骨・脂肪・心臓・肝臓は先約があるため、4頭分です。

スネ、カシラ(頭)、サガリ、端材は、鈴木牧場でひき肉にするため、受付の対象外です。

受付からお届けまで

受付は10月28日(水)まで、お届けは11月中旬の冷蔵便です。

1
10月28日(水)まで
メールでご注文を受け付けます。
2
11月10日(火)
株式会社北海道畜産公社十勝工場で、と畜と部分肉への加工を行い、冷蔵で真空包装します。
3
11月12日(木)
鈴木牧場が肉を引き取り、当日または翌日に当社へ発送します。
4
11月13日〜14日
当社(北海道北広島市)に届きます。
5
到着後、順次
ご注文のお客様へ、冷蔵便で発送します。冷凍をご希望の場合は、メールでお知らせください。

お手元に届く肉のラベルでは、製造者は鈴木牧場、加工者は株式会社北海道畜産公社十勝工場です。実際の表示は、商品ラベルを優先してください。

価格、送料、お届けできる地域は、ご注文メールへの返信でご案内します。

ご注文の方法

ご希望の部位と量を書いて、メールでお送りください。

ORDER BY EMAIL

受付は 2026年10月28日(水)まで

件名を「豚肉のご注文」として、次の4点を書いてお送りください。

1
お名前
2
お届け先の住所と電話番号
3
ご希望の部位と量(kg、または本数)
4
冷凍をご希望かどうか

受付用メールアドレス:【ここに受付メールアドレスを入れる】

メールで注文する

メールをいただいたあと、価格と数量の可否を返信します。ご注文の確定は、その返信にご了承をいただいてからです。

まとめ

脱脂乳を与えて放牧で育てた鈴木牧場の豚を、10月28日(水)までメールで受け付けます。

昨年の試作で、私はこの豚肉の可能性に興味を持ちました。今回は当社でロースとバラを使い、そのほかの部位を、ご希望の方にお届けしたいと考えています。鈴木さんが大切にしている飼い方も含めて、興味を持っていただけたらうれしく思います。ご不明な点は、ご注文のメールにあわせてお書きください。当社のベーコンの作り方は、製法比較の記事と製法のページで、会社の歩みは沿革のページでご覧いただけます。

参考資料・出典