ジャーマンポテトが水っぽくなったり、じゃがいもが煮崩れたりする失敗の多くは、下ごしらえの加熱方法が原因です。コツは1つだけです。じゃがいもは茹でずに、電子レンジで先に火を通しておくこと。

この記事では、実際に作って確かめた手順と、ベーコンの脂だけで仕上げる方法をまとめました。追加の油や調味料はほとんど必要ありません。

HOW TO COOK
約15分
調理時間
2人分
分量
3つ
材料の数
とても簡単
難易度

ジャーマンポテトは「レンジ加熱・油なし」で仕上げる

じゃがいもは茹でずに電子レンジで加熱し、フライパンには油をひきません。この2つを守るだけで、崩れず・水っぽくならないジャーマンポテトになります。

茹でるとじゃがいもが水を吸い、炒めたときに崩れたり水っぽくなったりします。レンジ加熱なら余分な水を吸わせずに火を通せます。油をひかないのは、ベーコンから出る脂だけで、玉ねぎもじゃがいもも十分に炒められるからです。

材料(2人分)

INGREDIENTS
じゃがいも
2個(約300g)
ベーコン(スライス)
90g(1パック)
玉ねぎ
1/4個
塩・こしょう
各少々
追加の油は使いません。お好みで粒マスタードやパセリを添えてください。

手順

  1. じゃがいもを一口大に切り、電子レンジで4分ほど加熱する。
    耐熱皿に並べてふんわりラップをかけ、600Wで4分が目安です。竹串がすっと通り、角がまだ崩れていない状態で止めます。茹でずにレンジで加熱することで、水を吸わず、あとで炒めても崩れません。
  2. フライパンにベーコンを入れ、油をひかずに中火にかける。
    脂が出てきたら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めます。追加の油は使いません。
  3. 1のじゃがいもを加え、全体を絡めるように炒め合わせる。
    塩・こしょうで味を調えます。焼き色をつけたい面は、混ぜすぎずに1分ほど置いてください。

レンジから取り出したじゃがいもは、竹串はすっと入るのに、角はまだ崩れていない、ちょうどいい硬さになっています。

フライパンで炒めているベーコン
ベーコンから出た脂を使って、玉ねぎとじゃがいもを炒めます。

フライパンの中では、溶け出したベーコンの脂がじわりと広がり、パチパチという音とともに香ばしい匂いが立ちのぼります。

★ 失敗しない3つのコツ

1. じゃがいもは茹でずにレンジで。水を吸わせないことが、崩れず・水っぽくならない一番のコツです。

2. フライパンでは混ぜすぎない。じゃがいもとベーコンを絡めたら、触らずに焼き色をつける時間をつくります。

3. 追加の油は使わない。ベーコンの脂だけで、玉ねぎもじゃがいもも十分に炒められます。

加熱についてのご注意

豚肉を原料とする製品です。中心部まで十分に加熱してお召し上がりください。厚生労働省も、新鮮さにかかわらず食肉は十分に加熱するよう呼びかけています。

アレルギー物質の表示は商品ごとに異なります。ご購入いただいた商品のパッケージ表示をご確認ください。

「ジャーマンポテト」は、実はドイツ料理ではない

「ジャーマンポテト」という名前の料理は、ドイツ本国にはありません。英語圏の料理書には19世紀から「German fried potatoes」という名称が見られ、これが日本で「ジャーマンポテト」という和製の呼び方として定着したとされています。

ドイツで近い料理を挙げるなら、ベーコンとじゃがいもを炒めた「シュペックカルトッフェルン(Speckkartoffeln)」です。呼び方は違っても、ベーコンの脂でじゃがいもを炒めるという発想は共通しています。

なぜベーコンの脂だけで炒められるのか

エーデルワイスファームのベーコンは、塩漬液に浸けて塩せきし、薪と炭火でじっくり温燻しています。すでに下味と香りがついているため、追加の油や強い調味料がなくても、じゃがいもと玉ねぎを十分に炒められます。

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工程 条件 炒めるときへの影響
塩せき 塩漬液に浸す方式 下味がついているため、塩・こしょうは少々で足ります
温燻 二年乾燥のオーク(楢)材の薪と炭による直火 煙の香りが脂に移り、じゃがいもと玉ねぎにも香りが移ります

ジャーマンポテトのアレンジ

基本の作り方に、あとひと手間加えるだけで印象が変わります。

1. とろけるチーズをのせて焼く
仕上げにチーズをのせてトースターで3分ほど焼くと、香ばしさが加わります。

2. カレー粉をひとふり
仕上げにカレー粉を少量加えると、スパイシーな一皿になります。

3. 粒マスタードとパセリで
粒マスタード小さじ1とみじん切りのパセリを和えると、酸味と彩りが加わります。

保存の仕方

作り置きする場合は、粗熱を取ってから冷蔵で保存し、2日以内に食べ切ってください。じゃがいもは冷凍すると水分が抜けてスカスカな食感になるため、冷凍保存はおすすめしません。

ベーコン単体の保存方法(冷蔵・冷凍の目安)は、「厚切りベーコンステーキの焼き方」の保存表で解説しています。

よくある質問

ジャーマンポテトの作り方について、お問い合わせの多い4点にお答えします。

じゃがいもの品種は何がいいですか?

A

崩れにくいメークインなどの品種がおすすめです。男爵いもはホクホクとして崩れやすいため、使う場合はレンジの加熱時間を短めに調整してください。

レンジ加熱の代わりに茹でてもいいですか?

A

茹でても作れますが、水を吸って水っぽくなりやすいので、茹でたあとはザルにあげてしっかり水気を切ってください。レンジ加熱のほうが手軽で失敗しにくい方法です。

玉ねぎを入れなくても作れますか?

A

玉ねぎなしでも作れます。その場合はベーコンの量を少し増やすと、脂の量が保てて焦げつきにくくなります。

冷めても美味しく食べられますか?

A

常温程度なら召し上がれますが、脂が固まると香りが感じにくくなります。温め直す場合はフライパンかトースターを使うと香ばしさが戻ります。電子レンジでの温め直しは水っぽくなることがあります。

まとめ|じゃがいもの下ごしらえがすべて

じゃがいもを茹でずにレンジで加熱し、あとはベーコンの脂で炒め合わせるだけです。

CHECK POINTS

・じゃがいもは茹でずにレンジで加熱する

・フライパンは油をひかず、ベーコンの脂だけで炒める

・炒めるときは混ぜすぎず、面を焼き付ける時間をつくる

・塩・こしょうは味を見ながら少しずつ

CONCLUSION

ジャーマンポテトは、じゃがいもの下ごしらえさえ間違えなければ失敗しません。レンジで火を通し、あとはベーコンの脂で炒め合わせるだけです。

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ベーコンを厚切りにして焼くなら「厚切りベーコンステーキの焼き方」、薄切りをカリカリに仕上げるなら「カリカリベーコンの焼き方」で解説しています。

WHO MADE THIS

エーデルワイスファームは、北海道北広島市で薪・炭火仕上げのハム、ベーコン、ベーコン節®を製造しています。

ドイツの伝統的なハムとベーコンを、家族が自分たちで食べるために作り始めて約90年になります。1985年に一人のシェフから「店で出したい」と請われ、1986年に製品として売り始めました。沿革を見る

マイナス2℃

氷温帯で約4週間かけて熟成

10kg → 約6kg

水分が抜けた分だけ、旨みが凝縮しています

二年乾燥のオーク

薪と炭の直火・温燻。火加減は職人が見ます

塩漬液に浸して塩せきします。短時間で仕上げるインジェクション(注入)もタンブリングも行いません。水を足して重量を戻す工程がないぶん、身が締まります。製法を見る

EVALUATION

1 ITIダイヤモンド賞(最高位)
2 優秀味覚賞 三ツ星 7年連続(2020〜2026)
3 DLG(ドイツ農業協会)金賞
4 1997年から2026年までに、テレビ・新聞・雑誌・ラジオで104件(うちテレビ42件)

受賞実績を見る / メディア掲載104件を見る

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今回使ったのは、ベーコンスライス90g。

1パックでちょうど2人分。炒め物にも使いやすい厚さにスライスしてあります。

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参考資料・出典