ジャーマンポテトが水っぽくなったり、じゃがいもが煮崩れたりする失敗の多くは、下ごしらえの加熱方法が原因です。コツは1つだけです。じゃがいもは茹でずに、電子レンジで先に火を通しておくこと。
この記事では、実際に作って確かめた手順と、ベーコンの脂だけで仕上げる方法をまとめました。追加の油や調味料はほとんど必要ありません。
ジャーマンポテトは「レンジ加熱・油なし」で仕上げる
じゃがいもは茹でずに電子レンジで加熱し、フライパンには油をひきません。この2つを守るだけで、崩れず・水っぽくならないジャーマンポテトになります。
茹でるとじゃがいもが水を吸い、炒めたときに崩れたり水っぽくなったりします。レンジ加熱なら余分な水を吸わせずに火を通せます。油をひかないのは、ベーコンから出る脂だけで、玉ねぎもじゃがいもも十分に炒められるからです。
材料(2人分)
手順
- じゃがいもを一口大に切り、電子レンジで4分ほど加熱する。
耐熱皿に並べてふんわりラップをかけ、600Wで4分が目安です。竹串がすっと通り、角がまだ崩れていない状態で止めます。茹でずにレンジで加熱することで、水を吸わず、あとで炒めても崩れません。 - フライパンにベーコンを入れ、油をひかずに中火にかける。
脂が出てきたら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めます。追加の油は使いません。 - 1のじゃがいもを加え、全体を絡めるように炒め合わせる。
塩・こしょうで味を調えます。焼き色をつけたい面は、混ぜすぎずに1分ほど置いてください。
レンジから取り出したじゃがいもは、竹串はすっと入るのに、角はまだ崩れていない、ちょうどいい硬さになっています。

フライパンの中では、溶け出したベーコンの脂がじわりと広がり、パチパチという音とともに香ばしい匂いが立ちのぼります。
★ 失敗しない3つのコツ
1. じゃがいもは茹でずにレンジで。水を吸わせないことが、崩れず・水っぽくならない一番のコツです。
2. フライパンでは混ぜすぎない。じゃがいもとベーコンを絡めたら、触らずに焼き色をつける時間をつくります。
3. 追加の油は使わない。ベーコンの脂だけで、玉ねぎもじゃがいもも十分に炒められます。
加熱についてのご注意
豚肉を原料とする製品です。中心部まで十分に加熱してお召し上がりください。厚生労働省も、新鮮さにかかわらず食肉は十分に加熱するよう呼びかけています。
アレルギー物質の表示は商品ごとに異なります。ご購入いただいた商品のパッケージ表示をご確認ください。
「ジャーマンポテト」は、実はドイツ料理ではない
「ジャーマンポテト」という名前の料理は、ドイツ本国にはありません。英語圏の料理書には19世紀から「German fried potatoes」という名称が見られ、これが日本で「ジャーマンポテト」という和製の呼び方として定着したとされています。
ドイツで近い料理を挙げるなら、ベーコンとじゃがいもを炒めた「シュペックカルトッフェルン(Speckkartoffeln)」です。呼び方は違っても、ベーコンの脂でじゃがいもを炒めるという発想は共通しています。
なぜベーコンの脂だけで炒められるのか
エーデルワイスファームのベーコンは、塩漬液に浸けて塩せきし、薪と炭火でじっくり温燻しています。すでに下味と香りがついているため、追加の油や強い調味料がなくても、じゃがいもと玉ねぎを十分に炒められます。
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| 工程 | 条件 | 炒めるときへの影響 |
|---|---|---|
| 塩せき | 塩漬液に浸す方式 | 下味がついているため、塩・こしょうは少々で足ります |
| 温燻 | 二年乾燥のオーク(楢)材の薪と炭による直火 | 煙の香りが脂に移り、じゃがいもと玉ねぎにも香りが移ります |
ジャーマンポテトのアレンジ
基本の作り方に、あとひと手間加えるだけで印象が変わります。
1. とろけるチーズをのせて焼く
仕上げにチーズをのせてトースターで3分ほど焼くと、香ばしさが加わります。
2. カレー粉をひとふり
仕上げにカレー粉を少量加えると、スパイシーな一皿になります。
3. 粒マスタードとパセリで
粒マスタード小さじ1とみじん切りのパセリを和えると、酸味と彩りが加わります。
保存の仕方
作り置きする場合は、粗熱を取ってから冷蔵で保存し、2日以内に食べ切ってください。じゃがいもは冷凍すると水分が抜けてスカスカな食感になるため、冷凍保存はおすすめしません。
ベーコン単体の保存方法(冷蔵・冷凍の目安)は、「厚切りベーコンステーキの焼き方」の保存表で解説しています。
よくある質問
ジャーマンポテトの作り方について、お問い合わせの多い4点にお答えします。
じゃがいもの品種は何がいいですか?
崩れにくいメークインなどの品種がおすすめです。男爵いもはホクホクとして崩れやすいため、使う場合はレンジの加熱時間を短めに調整してください。
レンジ加熱の代わりに茹でてもいいですか?
茹でても作れますが、水を吸って水っぽくなりやすいので、茹でたあとはザルにあげてしっかり水気を切ってください。レンジ加熱のほうが手軽で失敗しにくい方法です。
玉ねぎを入れなくても作れますか?
玉ねぎなしでも作れます。その場合はベーコンの量を少し増やすと、脂の量が保てて焦げつきにくくなります。
冷めても美味しく食べられますか?
常温程度なら召し上がれますが、脂が固まると香りが感じにくくなります。温め直す場合はフライパンかトースターを使うと香ばしさが戻ります。電子レンジでの温め直しは水っぽくなることがあります。
まとめ|じゃがいもの下ごしらえがすべて
じゃがいもを茹でずにレンジで加熱し、あとはベーコンの脂で炒め合わせるだけです。
・じゃがいもは茹でずにレンジで加熱する
・フライパンは油をひかず、ベーコンの脂だけで炒める
・炒めるときは混ぜすぎず、面を焼き付ける時間をつくる
・塩・こしょうは味を見ながら少しずつ
ジャーマンポテトは、じゃがいもの下ごしらえさえ間違えなければ失敗しません。レンジで火を通し、あとはベーコンの脂で炒め合わせるだけです。
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ベーコンを厚切りにして焼くなら「厚切りベーコンステーキの焼き方」、薄切りをカリカリに仕上げるなら「カリカリベーコンの焼き方」で解説しています。
参考資料・出典
- 厚生労働省「食中毒」(食肉の加熱に関する注意喚起)
- ウィキペディア「ジャーマンポテト」(名称の由来について)
- ベーコンスライス90g 商品ページ(賞味期限・原材料表示)
