■ はじめに

「ベーコン節はベーコンの代わりになりますか?」という質問を多くいただきますが、答えは明確です。

ベーコン節®は、ベーコンの代替品ではありません。

用途、風味、料理へのアプローチがまったく異なり、「ベーコンの代わり」として使うと本来の魅力を活かせない食材です。本記事では、一次情報(開発記録)にもとづき、違い・使い方・開発の背景、そして裏で進む新シリーズまで徹底解説します。


ベーコン節®はなぜベーコンの代替にならないのか?

● 用途の目的が違う

  • ベーコン:熱を通して脂と香りで「料理のベース」を作る食材
  • ベーコン節®:料理の仕上げに「香りと旨み」を添える食材

● 出る風味が違う

ベーコンは脂とコクが中心。一方、ベーコン節®は

  • 軽やかなスモーク香
  • すっきりとした旨み
  • 余韻のある香り

を軸に設計しています。

● 代わりに使うと良さが消える理由

炒め物やベースづくりに使うと、香りの立ち方・旨みの出方が想定と違い、ベーコン節®の長所(香りの余韻)が発揮できません。


開発初期は「味濃いベーコン節」を作っていた(反省点)

開発初期は、代替目的にも使える非常に濃い味のベーコン節を作っていました。塩味・燻香とも力強く、確かに「代替」としては成立していました。

味濃いベーコン節の初期試作

…開発初期は、代替用途を想定した「味濃い」仕様の試作も行っていました。
しかし、問題が発生。

何にかけても料理が“全部ベーコン味になる”という課題が発生しました。素材本来の香りを塗りつぶしてしまうのです。

この反省をもとに、シェフや食の専門家の意見を踏まえ、方向性を大きく転換しました。


重視したのは「香りと旨み」──ベーコン節®の再定義

最終的に辿り着いたコンセプトは次の通りです。

  • 素材の味を邪魔しない
  • 上品で軽やかなスモーク香
  • 料理の“仕上げ”で完成度を上げる役割
  • ベーコンではなく「節」としての存在感
ベーコン節
トッピングとして軽く香りを添えるのが、ベーコン節®の本領です。

こうして誕生したのが、「ベーコン節®という新しいジャンル」です。


ベーコンとベーコン節®の違い(比較表)

項目ベーコンベーコン節®
役割熱を加えてベースを作る仕上げのトッピング
風味脂のコク・強い燻香軽やかな香り・旨み
味の強さ強い控えめで上品
料理への影響味がベーコン寄りになる料理の味を引き立てる

裏で進む新シリーズ開発(ファン急増に伴う展開)

ありがたいことにベーコン節®ファンが大幅に増加したため、裏で次のような試作を進めています。

● 味濃いバージョン(復刻版)

初期試作を現代仕様にブラッシュアップし、濃い味ニーズに対応。

● 極薄バージョン(0.05mm)

香りの広がりと口溶けを最大化した“軽やか系”。

● おつまみバージョン

そのまま食べられる“スナック型”。ビール・ワインのお供に。

● カビ付け「極み」シリーズ

鰹節の熟成技術を応用した、節文化の新領域を拓く特別仕様。

「味濃い」「極薄」「おつまみ」「極み」など、多彩なシリーズを開発中。

ベーコン節®の本来の使い方

  • 卵かけご飯
  • パスタ(特にペペロンチーノ・カルボナーラ)
  • ピラフ(炒めず、仕上げにかける)
  • スープ(ミネストローネなど)
  • サラダ

FAQ

Q. ベーコン節はベーコンの代わりに使えますか?

A. 使えません。ベーコンとは役割が大きく異なるため、代替用途には向きません。

Q. どんな料理に合いますか?

A. 卵かけご飯、パスタ、ピラフ、スープ、サラダなど、仕上げのトッピングとして最適です。