SUMMARY
この記事の要点
1切って並べて電子レンジにかけるだけ。フライパンもオーブンも油も使いません
2加熱は500Wで15分。総調理時間はおよそ30分です
3厚さ5mmの輪切りを、寝かせずに斜めに立てて交互に並べるのがコツ
4塩は入れません。ベーコンとチーズの塩気だけで味が決まります
5長時間加熱のレシピです。10分で一度止めて様子を見てください

夏のナスとズッキーニが安く手に入る時期に、包丁と耐熱容器と電子レンジだけで作れる一皿です。

切って、交互に並べて、ベーコンとチーズをのせて、レンジにかける。
コンロの前に立つ時間はゼロで、洗い物も容器ひとつで済みます。

味の決め手は、脂の出どころをベーコンにまかせてしまうことです。
油をひかず、調味料もほとんど使いません。
ベーコンから出た脂とチーズの塩気が、水分の多いナスとズッキーニに移っていきます。

ナスとズッキーニのベーコンチーズ焼きとは

輪切りにした2つの夏野菜を耐熱容器に交互に立てて並べ、ベーコンとチーズをのせて電子レンジで加熱する料理です。加熱と味つけを、ひとつの工程にまとめてしまうのが特徴になります。

ナスとズッキーニは、どちらも水分が9割を超える野菜です。
文部科学省の食品成分データベースによると、可食部100gあたりの水分はナスが93.2g、ズッキーニが94.9g。加熱するとかさが減り、水が出ます。

この料理は、その水分を「困りごと」ではなく「調理の道具」として使います。
レンジの中で野菜自身の水分が蒸気になり、ベーコンの脂とチーズを溶かしながら全体に回る。だから油をひく必要がありません。

IN A WORD
野菜の水分で蒸し、ベーコンの脂で味をつける。だから調味料はブラックペッパーだけで足ります。

材料(2人分)

直径18〜20cmの耐熱容器1つに収まる分量です。主菜としては2人分、付け合わせやおつまみなら3〜4人でつまめます。

表:材料と分量(2人分)
材料分量ひとこと
エーデルワイスファームのベーコン約80gブロックから切り出しても、スライス90gを1袋使い切っても作れます
ナス1本(約80g)細めの中長なすを想定しています
ズッキーニ1本(約200g)ナスより太いので、枚数はズッキーニのほうが少なくなります
ミックスチーズ100gピザ用チーズ。とろけるタイプなら種類は問いません
ブラックペッパー(粗びき)少々加熱後にふります
パセリ少々乾燥・生どちらでも。彩り用です
※塩は入れません。ベーコンとチーズに含まれる塩気だけで味が決まります。足りなければ、食べる直前に足すほうが失敗しません。

ベーコンは、ブロックでもスライスでも作れます

手順の「小さめにカットする」は、どちらの形からでもできます。仕上がりの印象だけが少し変わります。

表:ブロックとスライスの使い分け
ベーコンブロック 280gベーコンスライス 90g
この料理で使う量約80g(残りは別の料理へ)1袋(90g)を使い切り
切り方1cm角に切る1cm幅に切る
仕上がり肉のかたまりとしての食べごたえが出ます脂が全体に回りやすく、味がなじみます
税込価格3,218円1,155円
※価格は本記事の作成時点(2026年8月)のものです。最新の情報は公式オンラインショップでご確認ください。
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脂が出るベーコンだと、油をひかなくていい。

北海道・北広島の工房で、薪と炭火で仕上げたベーコンです。

ナスとズッキーニのベーコンチーズ焼きの作り方|4ステップ・およそ30分

切る・並べる・加熱する・仕上げるの4工程です。切って並べるまでがおよそ13分、あとはレンジが15分仕事をします。

表:作り方の流れ(合計およそ30分)
工程やること時間の目安
1.切るナス・ズッキーニを厚さ5mmの輪切りに、ベーコンを小さめにカット約8分
2.並べる耐熱容器に交互に立てて並べ、ベーコンとチーズをのせる約5分
3.加熱する電子レンジ500Wで15分(10分で一度確認)15分
4.仕上げるブラックペッパーをふり、パセリを散らす約2分
※総調理時間は動画(総調理時間30分)に合わせています。工程ごとの内訳は目安です。
並べ方の断面図寝かせずに、斜めに立てて交互に厚さ5mmチーズ100gすき間にベーコンナスズッキーニベーコンチーズ
図1:平らに重ねず、少し斜めに立てて交互に並べる。蒸気が抜けて、火の通りが均一になります。

1.ナス・ズッキーニを薄く輪切りに、ベーコンは小さめにカットする

ナスとズッキーニは、厚さ5mmほどの輪切りにします。
5mmより厚いと、レンジ加熱では中心まで火が通りきらないことがあります。薄すぎると崩れるので、5mm前後を目安にしてください。

ナスはアクが出ますが、この料理では水にさらさなくてかまいません。
切ってすぐ並べれば、変色が気になるほど時間は経ちません。水にさらすと余分な水分を含み、仕上がりが水っぽくなります。

ベーコンは、ブロックなら1cm角、スライスなら1cm幅に切ります。
細かくしすぎると加熱中に焦げやすくなるので、あまり刻まないでください。

2.耐熱容器に交互に並べ、ベーコンとチーズをのせる

直径18〜20cmの耐熱容器に、ナスとズッキーニを1枚ずつ交互に、少し斜めに立てかけるように並べます(図1)。
平らに重ねるより、立てて並べるほうが蒸気が抜けて火の通りが均一になります。

並べ終えたら、すき間にベーコンを落とし込み、上からミックスチーズ100gを全体にちらします。
ラップはかけません。ラップをかけると水分が閉じ込められ、チーズがゆるく水っぽい仕上がりになります。

使う容器は、電子レンジ対応の表示があるものだけにしてください。製品評価技術基盤機構(NITE)は、耐熱性のないプラスチック容器は変形、耐熱性のないガラス容器は破損、金属を含む容器はスパーク発生のおそれがあると注意を促しています。アルミホイルも使えません。

3.電子レンジ500Wで15分加熱する

500Wで15分が基準です。出力が違う場合は、下の目安を参考にしてください。ただし電子レンジは機種によって庫内の熱の回り方が変わるため、換算どおりにいかないことがあります。

500Wで15分・10分で一度止める0分!10分一度止めて様子を見るチーズが色づきすぎていたら、ここで加熱を終える15分完成出力別の目安500W = 15分(この記事の基準) / 600W = 約12分30秒 / 700W = 約11分
図2:機種差を吸収できるのは10分での確認だけです。ここを省くと、焦がすか生煮えかのどちらかになります。

加熱が終わったサインは、ズッキーニの白い部分が透きとおり、チーズが完全に溶けて表面が落ち着いていることです。まだ野菜が白く硬いようなら、1分ずつ追加してください。

SAFETY
長時間加熱するレシピです
15分は、電子レンジの加熱としては長い部類に入ります。独立行政法人 国民生活センターは、水分が少ない食品や少量の食品では思っているより短時間で加熱が進み、発煙・発火に至るおそれがあると注意を促しています。製品評価技術基盤機構(NITE)も、加熱しすぎた食品が炭化し、そこにマイクロ波が集中して発煙・発火するおそれがあると説明しています。
110分たったところで一度止めて、様子を見てください
2分量を減らして作るときは、加熱時間も必ず短くしてください。少量ほど早く焦げます
3加熱中はその場を離れないでください
4万一、庫内で発煙・発火したときは、動作を停止して電源プラグを抜き、扉を開けずに煙や火が収まるのを待ちます(国民生活センター)
5加熱直後の容器は高温です。必ずミトンや厚手の布を使って取り出してください

4.ブラックペッパーをふり、パセリを散らす

粗びきのブラックペッパーを全体にふり、パセリを散らして完成です。
ペッパーは加熱前ではなく加熱後にふるほうが、香りが立ちます。

チーズに焼き色をつけたいときは、魚焼きグリルで

レンジ加熱のあと、魚焼きグリルで2〜3分焼くと、チーズの表面に焼き色がつきます。香ばしさが加わり、見た目も変わります。

ただし、耐熱容器がそのまま魚焼きグリルで使えるとはかぎりません。電子レンジ対応と直火・グリル対応は別の表示です。グリルで使う場合は、次のどちらかにしてください。

GRILL
A:はじめからグリル対応の容器を使う
「直火・グリル対応」の表示があるものを選びます
B:焼く前に移し替える
レンジ加熱後、グリル対応の容器や金属バットに移してから焼きます

グリルは火力が強いため、2〜3分でもチーズが黒くなることがあります。扉を開けたまま、色を見ながら短く焼いてください。オーブントースターでも同じことができます(1000Wで3〜4分が目安です)。

失敗しないための5つのポイント

迷いやすいのは、切る厚さ・並べ方・加熱時間の3つです。ここを押さえれば、ほぼそのとおりに仕上がります。

CHECK LIST
1.厚さは5mmにそろえる
厚さがばらつくと、火の通りもばらつきます。ナスとズッキーニで厚さをそろえるのがコツです
2.平らに重ねず、立てて並べる
重ねると下の段が蒸れ、上の段が乾きます。少し斜めに立てかけると、蒸気が抜けて均一になります
3.ナスは水にさらさない
水を含むと、加熱後に容器の底へ水がたまります
4.チーズは中央に寄せすぎない
中央だけ厚いと、そこが焦げて周りが溶け残ります
5.10分で一度確認する
機種差を吸収できるのは、この確認だけです

なぜ、エーデルワイスファームのベーコンなのか

この料理は油をひきません。だから、加熱したときに出てくる脂の質が、そのまま料理の味になります。ベーコンを「具のひとつ」ではなく「調味料」として使うレシピだと考えてください。

OUR METHOD

寝かせてから、薪と炭火で。

1929
創業した年
約4週間
氷温熟成にかける時間
5
原材料の数

豚ばら肉を長期の氷温帯で寝かせ、薪と炭火で仕上げます。増量や結着のための材料は入っていません。

1929年から続く、手をかける製法

エーデルワイスファームの始まりは、1929年、野崎健之助が十勝・広尾町で農場を開墾したことにさかのぼります。
当時の北海道経済産業局が農業者の栄養改善を目的に配布したドイツ人伝承のレシピをもとに、1920年代のドイツ文献に基づく伝統的製法の研究を重ねました。

1960年代には、二代目の野崎健美が氷温熟成(食材が凍り始める直前の温度帯で寝かせる方法)の技術を確立しています。約4週間におよぶ、長期の氷温帯熟成です。

製法そのものについては、姉妹メディア「ベーコン百科事典」で詳しく扱っています。

外部の評価

つくり手が自分の商品を語る言葉だけでは、判断材料になりません。この料理で使う「薪・炭火仕上げベーコン」そのものが受けた、第三者の審査結果を挙げます。

表:薪・炭火仕上げベーコンが対象の受賞
審査機関評価
International Taste Institute
(国際味覚審査機構/ベルギー)
ダイヤモンド味覚賞(10年間のうち7回三つ星を獲得した製品に授与)2026年
International Taste Institute三つ星(最高ランク)を7年連続2020〜2026年
DLG(ドイツ農業協会)金賞(Goldener Preis)※ハム・スペアリブ等と併せて受賞2020〜2024年
※ほかの商品が対象の受賞を含む一覧は受賞実績のページにまとめています。

原材料は5つだけ

ベーコンブロック280g・ベーコンスライス90gの原材料名は、いずれも「豚ばら肉、食塩、砂糖、香辛料、発色剤(亜硝酸Na)」です。リン酸塩・保存料・着色料の記載はありません。

この料理でベーコン以外の調味料がほとんど要らないのは、ここに理由があります。
増量や結着のための材料が入っていないぶん、加熱したときに出てくるのは豚ばら肉そのものの脂です。原材料の表示は成分表示のページで確認できます。

この記事で使った商品
厚みを自分で決められます。この料理には約80gを使います。
内容量90g。1袋を使い切れば、量を量る必要がありません。
いずれも冷蔵便でのお届けです。賞味期限は冷蔵14日・冷凍約1ヶ月。※価格は本記事の作成時点(2026年8月)のものです。最新の情報は公式オンラインショップでご確認ください。

保存と、食品安全のこと

ベーコンの保存

エーデルワイスファームのベーコンは10℃以下で保存してください。賞味期限は冷蔵で14日、冷凍で約1ヶ月が目安です。
ブロック280gを使い切れないときは、使う分ずつ小分けにして冷凍すると扱いやすくなります。実際の期限は商品ラベルの表示を優先してください。

この料理では、ベーコンは必ず加熱してから食べてください。

作ったあとの扱い

できたてを食べきるのがいちばんです。
残ったときは室温に置かず、厚生労働省が示すとおり浅い容器に小分けして早く冷やし、冷蔵庫に入れてください。温め直すときは中心部まで十分に加熱します(目安は75℃以上)。

ナスとズッキーニは加熱後に水分が出やすいため、翌日に持ち越すと食感が変わります。作り置きには向かない料理です。

発色剤(亜硝酸Na)について

エーデルワイスファームのベーコンは、保存料・着色料・リン酸塩を使用していません。ただし「完全無添加」ではなく、発色剤として亜硝酸ナトリウムを必要最小限使用しています。

食品安全委員会は、亜硝酸ナトリウムについて「安定した食肉の色を保持する効果のほか、ボツリヌス菌をはじめとして多種類の細菌の生育を抑え、食肉製品の腐敗を防止する働きを持つ」と説明しています。使用量は食品衛生法の規格基準(食肉製品1kgにつき亜硝酸根0.070gを超えないこと)に従っています。

添加物は、使うリスクだけでなく、使わないリスクも一緒に見る必要があると考えています。使わない選択をする作り手にも、その理由があります。どちらが正しいという話ではなく、どちらのリスクをどう引き受けるかという判断です。実際の配合は商品表示を優先してください。

GLOSSARY
氷温熟成(ひょうおんじゅくせい)
食材が凍り始める直前の温度帯で寝かせること。当ファームでは約4週間かけます
発色剤(亜硝酸Na)
食肉の色を保ち、ボツリヌス菌をはじめとする細菌の生育を抑える添加物。使用量は法令で上限が決まっています
耐熱容器
「電子レンジ対応」の表示があるもの。「直火・グリル対応」とは別の表示なので、両方を確認します
ミックスチーズ(ピザ用チーズ)
数種類のナチュラルチーズを細く削って混ぜたもの。加熱すると溶けて広がります。粉チーズとは別物です

ナスとズッキーニのベーコンチーズ焼きに関するよくある質問

オーブンやトースターでも作れますか

作れますが、仕上がりが変わります。オーブンやトースターは表面から焼くため、チーズには先に焼き色がつき、野菜には火が通りにくくなります。オーブンで作る場合は200℃で20〜25分が目安ですが、この記事で確認しているのは電子レンジ500Wで15分の条件だけです。

ナスは水にさらさなくていいのですか

この料理では不要です。切ってすぐ並べるので変色する時間がありませんし、水にさらすと余分な水分を含んで仕上がりが水っぽくなります。

チーズは何を使えばいいですか

市販のミックスチーズ(ピザ用チーズ)で作れます。とろけるタイプであれば、モッツァレラ、ゴーダ、チェダーなどの配合はお好みで問題ありません。粉チーズだけだと溶けて広がらないため、この料理には向きません。

ズッキーニがないときは何で代えられますか

厚さ5mmの輪切りにできて水分の多い野菜であれば、同じように作れます。トマトやたまねぎが近い使い方になります。ただし加熱時間は野菜によって変わるので、10分での確認は必ず行ってください。

ベーコンをもっと増やしてもいいですか

増やせます。ただし脂と塩気も一緒に増えるので、120gを超えるあたりから塩辛く感じやすくなります。増やす場合は、野菜の量も一緒に増やすとバランスが取れます。

まとめ|切って、並べて、レンジにかけるだけ

ナスとズッキーニのベーコンチーズ焼きは、火もフライパンも使わずに作れる夏の一皿です。覚えることは3つだけです。

IN A WORD
厚さ5mmの輪切りを、立てて交互に
ラップをかけず、500Wで15分(10分で一度確認)。
塩は入れない。ベーコンとチーズの塩気で足ります。

油をひかないぶん、ベーコンから出る脂がそのまま料理の味になります。夏野菜が安い時期に、ぜひ試してみてください。

夏野菜に、もうひとつの主役を。

北海道・北広島の工房から、薪と炭火で仕上げたベーコンをお届けします。

ほかのレシピはレシピ一覧からご覧いただけます。

参考資料・出典